論文 48 モロンチア生活

   
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論文 48

モロンチア生活

神々は、創造的魔法の何らかの神秘的行為により動物の粗野な性質を完成された精霊に変えるということができない—少なくともそうはしない。創造者が、完全な存在体を生みだすことを望む場合、直接かつ独自の創造によりそうするが、決して動物起源と物質的創造物を一挙に完全性の存在体への変換には着手しない。

モロンチア生活は、地方宇宙経歴の様々な段階にまたがり拡大しており、物質的人間が、精霊世界の敷居に到達できる唯一可能な接近法である。死、つまり物質の肉体の自然分解は、そのような簡単な方法が、必滅の、物質的な心を不滅の、完成された精霊に即座に変換するという何の魔法を持てるというのか。そのような信仰は、無知な迷信と心地よい寓話に過ぎない。

常に、このモロンチア変遷が、人間の状態と生残する人間のその後の精霊状態の間に介入する。宇宙進歩のこの中間的状態は、様々な地方創造において著しく異なるが、意図と目的においては、すべて全く同じである。ネバドンの大邸宅界とより高いモロンチア世界の配置は、オーヴォントンのこの一部のモロンチア変遷体制にはよくあることである。

1. モロンチア物質

モロンチアの領域は、生物存在の物質段階と精霊段階の間の地方宇宙の連携球体である。このモロンチア生活は、惑星王子の初期以来ユランチアで知られている。この変遷状態は、時々人間に教えられてきたし、概念は、歪められた型で現代宗教の中に居場所を見い出した。

モロンチア球体は、地方宇宙の進行世界をつらぬく人間上昇の過渡期である。地方体制の終局者球体を囲む7個の世界だけが、大邸宅界と呼ばれるが、体制56個の変遷の住まいすべてが、星座と宇宙本部周辺のより高い球体と同様にモロンチア世界と呼ばれる。これらの創造物は、地方宇宙の本部球体の物理的な美とモロンチアの壮大さを帯びている。

これらの世界すべてが、建築球体であり、進化した惑星の2倍の数の要素がある。そのような別誂えの世界には、100の物理的要素を持つ重金属と結晶が豊富であるばかりではなく、同様に丁度100の型モロンチア物質と呼ばれる独自のエネルギー構成がある。物理の主たる制御者とモロンチアの力の監督者は、この新しい物質を創造するために物質の主要単位の回転を変更することができ、同時にエネルギーのこれらのつながりを変えることができる。

地方体制の初期のモロンチア生活は、あなたの現在の物質界のそれに非常に似ており、星座研究世界においてより物理的でなくなり、またより誠実にモロンチアらしくなる。そのうえ、あなたは、サルヴィントン球体に達するにつれ精霊的水準に達する。

モロンチアの力の監督者は、物質エネルギーと精霊エネルギー結合をもたらすことができ、その結果、制御精霊の重ね合わせを受け入れるモロンチア具体化の型を体系づける。あなたがネバドンのモロンチア生活に臨むとき、忍耐強く巧みなこれらの同じモロンチアの力の監督者らは、それぞれが、あなたの進歩的変化の段階である570のモロンチアの肉体を、次々にあなたに提供するであろう。物質界を去る時点からサルヴィントンの第一段階の精霊とされるまで、あなたは別々の、上昇するモロンチアのちょうど570回の変更をうけるであろう。体制においてはこれらの8回の変更が、星座においては71回、そしてサルヴィントン球体滞在中には491回起こる。

神の精霊は、必滅の肉体の時代にはほとんど離れたものとしてあなたに宿る。実際は、宇宙なる父の贈与された精霊による人への侵入。しかし、モロンチア生活における精霊は、あなたの人格の実部になるであろうし、あなたは、相次ぐ570回の進歩的変化を通り抜けるにつれ、創造物存在の物質状態から精霊状態へと昇る。

パウーロスは、「天国に、より勝りより永続する物質を持っている」と書いて、モロンチア世界の存在とモロンチア物質の現実を知っていた。これらのモロンチア物質は、「建築者と製作者が神である揺るがぬ土台を持つ都」に実在するように、文字通り実在する。これらのそれぞれの驚異の球体は、「より良い国、すなわち、天の国」なのである。

2. モロンチアの力の監督者

これらの特異な存在体は、精霊的エネルギーと物理的エネルギーの働く組み合わせ、あるいは半物質エネルギーとの働く組み合わせを示すそれらの活動指揮に専ら関係がある。それらは、全くモロンチア進行の活動にのみ専心する。変遷経験の間、人間にそれ程までに奉仕するというわけではないが、これらの特異な存在体は、むしろ進歩しているモロンチア創造物のために変遷環境を可能にする。それらは、変遷世界のモロンチアの段階を支え、かつ充足するモロンチアの力の経路である。

モロンチアの力の監督者は、地方宇宙の母なる精霊の子である。様々な地方創造において、性質の面ではわずかに異なるが、意匠の面ではかなり標準的である。彼らは、それぞれの特定機能に合わせて創造されており、責務に着手する前の訓練を必要としない。

最初のモロンチアの力の監督者の創造は、地方宇宙の第一大邸宅界のある1つの岸への最初の人間生存者の到着と同時である。それらは1,000名からなる集団に創造され、次のように分類される。

1. 回路規制者 400

2. 体制連係者 200

3. 惑星管理者 100

4. 合同制御者 100

5. 連携安定装置者 100

6. 選抜的類別者 50

7. 准記録係 50

力の監督者は、各自の出身宇宙において常に勤務する。それらは、専ら宇宙の息子と宇宙の精霊の共同精霊活動により方向づけられるが、その他の点において完全に自治集団である。それらは、本部を地方体制の各第一大邸宅界に維持し、そこでは、物理の制御者と熾天使両者との深い関連において働くが、エネルギー顕現と精霊応用に関しては各自の世界で機能する。

また彼らは、臨時の任務の奉仕者として進化世界の超物質現象に関わって働く。しかし、棲息惑星においては滅多に務めない。主として地方宇宙のモロンチア進行の変遷体制に専念することから、超宇宙の高度の訓練世界でも働かない。

1. 回路規制者。これらは、物理エネルギーと精霊エネルギーを調整し、モロンチア球体の隔離された経路へのその流れを規制する特異な存在であり、また、これらの回路は、ただ一つの世界に限られた独占的惑星である。モロンチア回路は、変遷世界の物理回路と精霊回路の双方とは異なり、またそれの補足であり、サタニアのような大邸宅界の体制でさえエネルギーを与えるにはこれらの何百万名もの調整者を要する。

回路規制者は、物質エネルギーにそれらの変化を起こし、その変化が、物質エネルギーを仲間の制御と規制の下に置く。これらの存在体は、回路監視員と同様にモロンチアの力の発生者でもある。発電機が、明らかに大気から電力を生産するのとほとんど同じように、これらの生けるモロンチア発電機は、空間中のエネルギーをモロンチア監督が上昇する人間の肉体と生活の営みに織り込むそれらの物質の中へと変化させているようである。

2.体制連係者。各モロンチア世界にはモロンチアエネルギーの別の系列があるので、人間がこれらの球体を想像することはきわめて難しい。しかし、連続する各変遷球体においては、植物と他のすべてが、上昇する生存者の前進する精霊化と一致するように次第に変更されているモロンチア生活に関係しているのが、人間にはわかるであろう。各世界のエネルギー体制は、このようにして個別化されるので、これらの調整者は、そのような異なる力体制をいかなる特定集団の関連球体のために働く一団へと調和し、融合するように機能する。

上昇する人間は、モロンチアの1世界から他の世界へと進むとき、物理的段階から精霊的段階へと徐々に進歩する。したがって、モロンチア球体の上昇範囲とモロンチアの型の上昇範囲を提供する必要性がある。

1球体から他球体へと通過の際、大邸宅界の上昇者は、輸送熾天使により高度な世界の体制連係者の受信機、迎え役へ届けられる。ここにおいて、創造物の型における必要な変化が、地球起源の人間受理の最初の世界の復活大広間に似た変遷の間にある放射状の70の翼の中心にあるそれらの類い稀な寺院の中において体制連係者により巧みにもたらされている。初期のモロンチア型のこれらの変化を達成するには、およそ7日間の標準時間を必要とする。

惑星管理者。大邸宅球体から宇宙本部までの各モロンチア世界は、70名の守護者の保護監督下—モロンチア業務に関して—にある。彼らは、モロンチア最高権威の地方の惑星協議会を構成する。この協議会は、球体に着陸し、また次の球体に進むことを可能にする創造物の型におけるそれらの変化を是認する全上昇創造物にモロンチア型のための物質を与える。あなたは、大邸宅界横断後、意識を放棄する必要はなくしてモロンチア生活の1局面から他の局面へ移るであろう。無意識は、初期の変化と、後の1宇宙から他の宇宙へ、それにハヴォーナから楽園への変遷だけに伴う。

4. 合同制御者。非常に機械的存在体のこれらのうちの1つは、モロンチア界の各行政単位の中心にいつも配置される。合同制御者は、モロンチアの物理的、精霊的エネルギーに反応し、エネルギーとともに機能する。そして、この存在と共に、2名の体制連係者、4名の回路監視員、1名の惑星管理者、1名の連携安定装置者、副記録係か、または選抜類別者のいずれか1名がいつもいる。

5. 連携安定装置者。これらは、領域の物理的、精霊的原動力と関係するモロンチアエネルギーの監視員である。彼らは、モロンチア物質の中へのモロンチアエネルギーの変換を可能にする。存在のモロンチア全体の組織は、安定装置者に依存している。彼らは、エネルギー回転を物質化が発生し得るその点にまで減速させる。しかし、私にはそのような存在体の活動を比較したり例証したりできる何の用語もない。それは、全く人間の想像を超えている。

6. 選抜類別者。あなたは、モロンチア界の一階級、あるいは一局面から他に進歩するにつれ鍵をかけ直すか、または前もって調整されなければならないし、それが、あなたをモロンチア生活との共時性に留めおくという選抜類別者の任務なのである。

生命と物質のモロンチアの基本型は、最初の大邸宅界から最後の宇宙変遷球体まで同じではあるものの、徐々に物質から精霊に広がる機能的な進行がある。この基本的には一定の、しかし連続的に進み精霊化していく創造へのあなたの適合性は、この選抜の鍵のかけ直しによりもたらされる。あなたは同じモロンチア型を保有はしているのだが、人格構造におけるそのような調整は、新創造に等しいのである。

あなたは、繰り返し自分をこれらの審査官の試験にさらし、あなたが適切な精霊的達成を登録するや否や、彼らは、喜んであなたを高度な地位に認定するであろう。これらの進歩的変化は、食糧必要量と他の数々の個人的習慣における変更といったモロンチア環境への変化した反応をもたらす。

選抜類別者は、研究、教育、および他の事業目的のためにモロンチア人格の組分けにもかなり役に立つのである。彼らは、一時的関係において最もよく機能するものを自然に指し示す。

7. 副記録係。モロンチア界には、モロンチア創造に特有の記録と他の資料の管理と保護を精霊の記録係と共同して務めるそれ自身の記録係がいる。モロンチア記録は、人格の全系列に利用可能である。

モロンチアの変遷領域全体は、物質と精霊の存在体に等しく接近可能である。モロンチア前進者としてあなたは、物質界との、また物質的人格との十分な接触を保ち、その間にますます精霊存在体を見分け親しくつきあうであろう。また、モロンチア体制からの出発までには、単独使者などのより高い型の幾つかを除く精霊の全系列を見てしまうであろう。

3. モロンチアの仲間

大邸宅界とモロンチア界のこれらの団体は、地方宇宙の母なる精霊の子である。それらは時代から時代に10万名の集団で創造され、現在のところ、ネバドンにおいては700億以上のこれらの特異な存在体がいる。

モロンチアの仲間は、任務に備えてサルヴィントン近くの特別な惑星のメルキゼデク系により訓練される。彼らは、中央のメルキゼデクの学校を経験はしない。就役は、体制の最も低い大邸宅界から最も高いサルヴィントンの研究球体にまで及ぶが、モロンチアの仲間は、棲息界ではめったに遭遇しない。それらは、神の息子の総監督の下で、それにメルキゼデク系の直接指示の下で仕える。

モロンチアの仲間は、地方宇宙に1万の本部—地方体制の第一大邸宅界それぞれに—を維持する。それらは、ほぼ完全に自治の系列であり、また一般的に、知的で忠誠な存在体の集団である。しかし、しばしば、ある種の不幸な天の激変に関連して身を誤ることが知られている。これらの何千もの役に立つ創造物が、サタニアでのルーキフェレーンス反逆の時代に失われた。つい最近ルーキフェレーンス反逆の損失の埋め合わせがなされたあなたの地方体制には、現在、これらの存在体の定員数がいる。

2つの異なるモロンチアの仲間の型がある。一方の型は攻撃的で、他方は後退型であるが、その他の点では、身分上は、相等しい。それらは、性をもつ創造物ではないが、互いに感動的に美しい愛情を表す。物質的(人間の)感覚においてはとても友愛的ではないが、それらは、創造物存在の系列中の人類の親類に非常に近い。世界の中間被創造者は、あなたの親類で最も近いものであり、次にはモロンチア天使童子、その後にはモロンチアの仲間がつづく。

これらの仲間は、感動的に慈愛深く、魅力的に社交的な存在体である。彼らには、はっきりとした人格があり、あなたは、大邸宅界彼らに会えば、彼らを一階級と認めるや、すぐにその個人的特徴を見分けるであろう。必滅者は皆、互いに似ている。同時に、あなた方一人一人には、異なる、認識可能な人格がある。

地方体制における彼らの活動に関係する次の分類から、これらのモロンチアの仲間の仕事の本質についてのある種の考えが、引き出せるかもしれない。

1. 巡礼管理者は、モロンチア前進者とのつながりにおいて明確な任務に割り当てられてはいない。これらの仲間は、モロンチア経歴全体に責任があり、したがって、モロンチア活動者と変遷活動者の他のすべての仕事を調整する。

2. 巡礼迎え役と自由な仲間。これらは、大邸宅界の新着の社交的な仲間である。あなたが第一大邸宅界において最初の移動時の睡眠から目覚めるとき、肉体の死からモロンチア生活へと復活を経験するとき、それらの中の1名が、確かに、あなたを歓迎するためにいるであろう。そして、目覚めに際しこのようにあなたが正式に歓迎される時から第一段階の精霊として地方宇宙を去るその当日まで、これらのモロンチアの仲間は、ずっとあなたと共にいる。

仲間は、永久に個人に割り当てられるのではない。大邸宅界か、より高い世界の中の1つにいる上昇する人間は、いくつかの連続する機会ごとに違う仲間がいるかもしれないし、長い期間1名もなしで再び行くかもしれない。すべては、必要条件と、加えて仲間の都合のつき具合にもよるであろう。

2.天の訪問者へのもたなし役。これらの親切な創造物は、変遷世界にたまたま滞在するかもしれない学生訪問者と他の天の存在体の超人集団のもてなしに専念する。あなたには、経験上到達したいかなる領域内を訪問する十分な機会がおこるであろう。学生訪問者は、全棲息惑星に、孤立している惑星にさえも、いることが許されている。

調整者と連携監督。これらの仲間は、モロンチア交流の簡易化と混乱防止に打ち込む。これらのもの達は、社会的行為とモロンチア進歩についての教官であり、上昇する人間の中で団体と他の集団活動を後援する。これらの仲間は、そこに生徒を集めたり、時おり計画高揚のために天の熟練工と逆戻り監督を要請する大規模な領域を維持している。進歩するにつれ、あなたはこれらの仲間との親密な接触をするようになり、きわめて両集団を好むようになるであろう。あなたが攻撃的な仲間の型と、または後退型の仲間の型と結びつくかどうかは偶然の成り行きである。

5. 通訳者と翻訳者。大邸宅界の経歴の初期において、あなたは通訳者と翻訳者に頻繁に頼ることになるであろう。両者は、地方宇宙の全言語を理解し話す。領域の言語学者である。

あなたは、無意識には新言語を習得しないであろう。ここで学ぶのとほぼ同様に向こうでも言語を学ぶであろうし、これらの輝かしい存在体が、あなたの言語の教師になるであろう。大邸宅界での最初の学習はサタニアの言語で、つぎはネバドンの言語であろう。そして、あなたがこれらの新言語を習得している間、モロンチアの仲間は、あなたの有能な通訳と我慢強い翻訳者になるであろう。あなたが、これらの世界のいずれかで訪問者に遭遇するときはいつでも、モロンチアの仲間の誰か1名が、通訳を勤めることができるであろう。

6. 小旅行と逆戻り監督。これらの仲間は、本部球体と変遷文化の周囲の世界へのより長い旅をするあなたに同伴するであろう。彼らは、訓練と文化の体制世界に関しそのようなすべての個人と団体旅行を計画し、実行し、監督する。

7. 領域と構築物管理者。あなたが大邸宅界の経歴において進むにつれ、物質とモロンチア構造でさえも完全性と壮大さを増す。あなたには、個人としてまた集団として、異なる大邸宅界における滞在本部として割り当てられた住まいの一定の変更が許可されている。これらの球体の活動の多くが、さまざまに設計された円、正方形、および三角形区域の完全には囲われていない場所で行われる。大邸宅界構造の大部分は、立派な工事と絶美の装飾の囲いであり、屋根がない。建築界において一般的な気候や他の物理的状況が、屋根を完全に不要にしている。

上昇生活の変遷段階のこれらの管理者は、モロンチア業務の管理において最高である。これらの管理者は、この仕事のために創造され、また崇高なるものの現実化まで、ずっとモロンチアの仲間のままでいる。決して他の義務をこなさない。

体制と宇宙が光と生命に定着するにつれ、大邸宅界は、だんだんとモロンチア訓練の変遷球体として機能することをやめる。終局者は、ますます新しい訓練体制を設け、それは、現在の壮大な宇宙の段階から未来の外側の宇宙段階へと宇宙意識を移すために設計されているようである。モロンチアの仲間は、ますます終局者と共同し、また、在のところ、ユランチアには明らかにされていない他の多くの領域で機能することが目標とされている。

あなたには、滞在が長いか短いかに関係なく、これらの存在体がおそらく大邸宅界のあなたの楽しみに非常に貢献するということが予測できる。あなたは、引き続きサルヴィントンまでずっとモロンチアの仲間を楽しむであろう。それらは、技術的には、あなたの生存経験のいかなる部分にも絶対必要であるというわけではない。あなたは、それらなしでサルヴィントンに達することができるが、大いに物足りなく感じるであろう。モロンチアの仲間は、地方宇宙におけるあなたの上昇経歴の人格の楽しみである。

4. 逆戻り監督

嬉々とした歓楽と微笑に相当する物は、音楽と同じほどに普遍的である。歓楽と笑いに相当するモロンチアと精霊的な物がある。上昇生活は、仕事と遊びの間で大体等しく分割される—任務からの解放。

天界のくつろぎと超人のユーモアは、人間の対応物とは全く異なるが、我々は皆、実際に両方の型に満足している。くつろぎとユーモアは、おおむね理想的なユーモアがユランチアであなたに為し得るものを、我々のために、我々の状態において、実際に成し遂げる。モロンチアの仲間は、巧みな遊びの後援者であり、この上なく有能に逆戻り監督に後押しされている。

モロンチアと精霊領域の崇高なユーモアのこれらの聖職活動者である変化と緩和のこれらの監督の考えを伝えようとするきわめて粗雑でいくらか不幸な方法ではあろうが、彼らがユランチアでより高いユーモアの型に連結されていたならば、あなたは、逆戻り監督の仕事をおそらく最もよく理解するであろうに。

精霊のユーモアについて議論することにおいて、まずそれが何でないかを話させてもらおう。精霊の冗談は、決して不幸な弱さと過ちの誇張を帯びているのではない。それは、神性の正義と栄光の冒とくでもない。我々のユーモアの鑑賞には一般的3段階がある。

1. 追憶の冗談。人の戦闘、もがき、時として恐ろしさ、しばしば愚かで子供っぽい不安の経験における過去の出来事についての思い出から生じる駄酒落。ユーモアのこの局面は、我々にとり、快適に現在の重荷に風味を添え、またそうでなくても重荷を軽くするために記憶材料に向けての過去に頼る深く根ざし、かつ永続する能力からきている。

2. 現在のユーモア。あまりにもしばしば我々が真剣な関心を引き起こす多くの無意味さ、つまり、我々の、が、重大な個人的な不安の多くの非重要さを発見する際の喜び。我々は、未来の確実性のために現在の不安を最高に割り引きできるとき、ユーモアのこの面に最も感謝する。

3. 予言的喜び。人間にとりユーモアのこの面を心に描くことは恐らく難しいであろうが、我々は、「万事が益となるように働く」という保証から独特の満足を得る—人間はもちろん精霊とモロンチアのために。天のユーモアのこの面は、我々の上司の情愛深い取越し苦労と崇高なる監督の神性安定性への我々の信頼から芽生えている。

だが、領域の逆戻り監督が、単独に様々の知的存在体の系列の高度のユーモア表現に関係するのではない。それらは、気晴らし、精霊的娯楽、モロンチアの催しの指導者としても従事する。そして、彼らにはこれに関連して天の熟練者のさかんな協力がある。

逆戻り監督自身は、創造された集団ではない。それらは、ハヴォーナ出身者から空間の使者部隊と聖職活動の時間の精霊を経て進化の世界からのモロンチア前進者にまで及ぶ存在体を擁する募集部隊である。全員が、奉仕活動者であり、思考変化と心の休養の達成において仲間を補助する仕事に専心し、活力の回復時にそのような態度が最も役立つ。

到達努力によって部分的に消耗するとき、また新しいエネルギー充足を待ち受ける間、もう一度他の日々と時代の行為を経験することには快い喜びがある。人種、または系列上の早期の経験についての追憶は、安らぎを与える。だからこそ、これらの芸術家が、逆戻り監督と呼ばれるのである—彼らは、発達前の状態を、または記憶を存在体の乏しい経験状態に戻すのを助ける。

生来の創造者、したがって自ずと若返るものと、それぞれの創造において常に、また永遠に徹底的に事務的である力の中心者と物理の制御者のようなある種の非常に専門化している創造物の型であるもの達を除いては、すべての存在体が、この種の逆戻りを楽しむ。機能的義務の緊張からのこれらの周期的解放は、楽園の小島においてではなく宇宙の中の宇宙すべてにわたる世界の通常の生活部分である。中央の住まいに特有の存在体は、枯渇不可能であり、それゆえ再充足を受けることはない。また、楽園の永遠の完全性のそのような存在体の場合、進化の経験へのそのような逆戻りはあるはずがない。

我々のほとんどは、存在の下方段階を経て、あるいは我々の系列を経て上って来ており、初期の経験のある出来事を回想するということは、爽快であり、幾分なりとも愉快である。人の系列には古い、また心の記憶所有物として長居するその沈思には安らかなさまがある。未来は、闘争と前進を意味する。それは、仕事、努力、達成を表す。しかし、過去は、既に習得され達成されたものを味わう。過去についての沈思は、緩和とそのような気楽な見直しの結果として精霊の歓喜と歓楽に隣接する心のモロンチア状態の導きを可能にする。

人間のユーモアでさえ、自分の現在の発達状態のほんの少し下のもの達に影響する出来事について表現するとき、または、想定される下位のもの達と広く交際した経験の犠牲になる想定された上司を描くとき、最も心温まるものになる。ユランチアのあなたは、同時に下品で不親切であるものの多くをユーモアと混同させてきたが、全体的に見ると、比較的鋭いユーモアの感覚があると言える。あなたの人種の幾つかは、豊かなユーモア味を持っており、その結果、それぞれの人種の地球の経歴において大いに助けられている。明らかに、あなたは、アダーム遺産からのユーモアに関し非常に多くを、音楽、もしくは芸術のいずれかを手に入れたよりもはるかに多くを受け取った。

全サタニアは、遊びの期間、その住民が下級の存在段階の思い出をすっきり復活させるような場合、ユランチアからの逆戻り監督の部隊の快いユーモアに啓発される。いつも、我々は、最も難しい課題に従事しているときでさえ、天のユーモアの感覚というものを携えている。それは、人の自尊の概念の開発過剰を避けることを助ける。しかし、我々は、それぞれの系列の重大な課題からの休暇にある時以外は、「楽しみなさい」と、あなたが言うかもしれないとき、自由にそれに手綱を与えない。

自尊心を誇張したくなるとき、我々の製作者の偉大さと壮大の無限について立ち止まって熟考するならば、我々の自尊は、極度におかしくなり、滑稽にさえなる。ユーモアの働きの1つは、我々が皆、自分自身をそれほど真剣に受け止めることのないように助けることである。ユーモアは、自我高揚に対する神性解毒剤である。

ユーモアの緩和と転換の必要性は、上向きの闘いにおける持続的圧力をまぬかれない上昇の存在体の系列において最大である。生命の2極端には、こっけいな気晴らしの必要は、ほとんどない。原始人にはそのために容量がなく、楽園の完全性の存在体には、その必要もない。ハヴォーナの部隊は、ありのままに楽しく陽気な最高に幸福な人格の集まりである。楽園では、崇拝の特質は、逆戻りの活動への必要性を未然に防ぐ。しかし、自分達の経歴を楽園の完全性の目標のはるか下で始めるもの達の間には、逆戻り監督の活動のための大なる場所がある。

人類が高度であればあるほど、緊張とユーモアの能力もそれへの必要性も大きい。精霊世界においては、正反対の事柄も本当である。我々が、より高く昇れば昇るほど、逆戻り経験の気分転換の必要性は、より少ない。しかし、楽園から熾天使部隊への精霊生活段階の下方へと向かうにつれ、歓楽の任務と陽気さの活動に対する必要性が増加する。前の経験の知的段階への周期的な逆戻りの休養を最も必要とするそれらの存在体は、同様の型の人格すべてとともに人類、モロンチア、天使、および物質の息子のより高い型である。

ユーモアは、発達上の進歩と崇高な達成に向けての激しい闘争に関わる持続し、かつ重大な自己熟考の単調さによる過度の緊張増大を防ぐために自動安全弁として機能すべきである。また、ユーモアは、事実、または真実の、つまり厳しい断固たる事実と柔軟な不滅の真実や予期せぬ衝撃を少なくする機能を発揮する。次回遭遇するものに決して確信のない人間の人格は、事実であろうと、真実であろうと予期せぬ状況の本質を、ユーモアを通して迅速に、把握する—要点を見て、洞察力を得る。

ユランチアのユーモアは、極めて粗雑で、この上なく非芸術的である一方、健康保険として、また感情的重圧の解放者として双方の貴重な目的に役立ち、その結果、神経の有害な緊張と真面目過ぎる自己凝視を防ぐ。ユーモアと遊び—気晴らし—は、決して激しい進歩的活動の反応ではない。いつも、それらは後方一瞥の反映、すなわち、過去の回想である。ユランチアにおいてさえ、また現在、あなたは、短期間に、より新しくより高い知的な努力の発揮を中断させ、より簡単なあなたの先祖の活動に戻ることができるとき、いつもそれがあなたを若返らせているのがわかる。

ユランチアの遊びの生活の原則は、哲学的に健全であり、ハヴォーナの回路を経て楽園の永遠の岸へとあなたの上昇人生全体にわたり適用し続ける。上昇の存在体としてのあなたは、かつての、そして下方の全生存の個人的な思い出を所有しており、そのような過去の自己の思い出をなくしては、現在のユーモアのための、人間の笑い、またはモロンチア歓楽のいずれかのための基礎はないであろう。現在の気晴らしと楽しみの基礎を提供するのは、この過去の経験を思い出すことである。あなたは、こうして地球のユーモアに相当する天の同等物を長いモロンチアの経歴に、次には、次第に度をまし精霊的な経歴の全行程において楽しむであろう。上昇する人間の人格の永遠部分になる神のその部分(調整者)は、時間と空間の上昇する創造物の楽しい表現への神性の響きを、精霊的な笑いをさえ、付加する。

5. 大邸宅界の教師

大邸宅界の教師とは、後に残された、だが賛美された天使童子とサノビムの一団である。時間の巡礼者は、空間の試練の世界からモロンチア訓練の大邸宅界と関連世界へと進むとき、運命の保護者である個人の熾天使、あるいは集団の熾天使に伴われる。人間存在の世界のおいては天使童子とサノビムが、見事に熾天使を補助する。しかし、人間の後見人が肉体の束縛から免れ上昇経歴を始めるとき、つまり後物質の、あるいはモロンチアの生活が始まるとき、同伴熾天使には、自分の元副官達、つまり天使童子とサノビムのさらなる奉仕の必要はない。

聖職活動の熾天使の後に残されたこれらの補佐は、しばしば宇宙本部に召喚され、そこで宇宙の母なる精霊の親近の抱擁をうけ、次に大邸宅界の教師として体制の訓練球体に出発する。これらの教師は、しばしば物質界を訪れ、最も低い大邸宅界から宇宙本部とつながりのある最高の教育球体へと機能し続ける。これらの教師は、自らの申請に基づき奉仕している熾天使とともに以前の関連の仕事に戻れるかもしれない。

サタニアには何十億ものこれらの教師がおり、熾天使が調整者融合の人間とともに内部へと進むとき、その数は、1名の天使童子と1名のサノビム双方が後に残されることから、事例の大半が、絶えず増加する。

大邸宅界の教師は、大部分の他の教官のようにメルキゼデク系により任命される。大邸宅界の教師は、通常モロンチアの仲間により監督されるが、個人として教師としての彼らが教官として働いているかもしれない学校、あるいは球体の長の代理に監督される。

これらの上級の天使童子は、熾天使に伴ったときのように、通常、対で働く。彼らは、本質的にモロンチアの存在体の型に非常に近く、上昇する人間の本来思いやりのある教師であり、最も効果的に大邸宅界とモロンチア教育制度に関する取り組みを実施する。

モロンチア生活の学校におけるこれらの教師は、個人、集団、階級、および大集団教育に従事している。大邸宅界においては、そのような学校は、それぞれが100部門からなる一般的な3集団:思考の学校、感覚の学校、行為の学校で組織されている。あなたが星座に達すると、倫理の学校、行政の学校、社会適応の学校が加えられる。宇宙本部世界においては、哲学の学校、神性の学校、純粋な精霊の学校に入るであろう。

あなたは地球で学習はしたかもしれないが、修得し得なかったそれらのことは、これらの忠実で我慢強い教師の指導のもとに取得されなければならない。楽園への楽な方法も、近道も、または安易な道もない。あなたは、個々の針路の相違の如何にかかわらず、別の球体に進む前に1球体の授業を習得しなければならない。これは、少なくともあなたが出身の世界を一度去った後にあてはまる。

モロンチア経歴の目的の一つは、遅延、曖昧さ、不誠実、問題回避、不公平、および容易さ追求のような動物の痕跡特徴をもつ人間生存者に永久的根絶をもたらすことである。大邸宅の生活は、延期は決して回避ではないということを早めにモロンチアの若い生徒に教える。もはや時間は、肉体の人生の後、難局から身をかわしたり、または不愉快な義務を回避する方法としては利用可能ではない。

大邸宅界の教師は、滞在中の最下級の球体における奉仕を始め、経験をし、体制と星座の教育球体を経てサルヴィントンの訓練世界に進む。それらは、宇宙の母なる精霊による抱擁の前後いずれのいかなる特別な規律にも左右されない。彼らは、大邸宅界滞在の生徒の出身世界において熾天使の仲間として務める間、既に自身の仕事のための訓練を受けていたのである。大邸宅界の教師には、棲息界において前進する人間との実際の経験があった。彼らは、実用的で思いやりのある教師であり、賢明で理解ある教官であり、有能な案内役である。彼らは、上昇計画に完全に通じており、前進経歴の初期の局面において徹底的に経験を積んでいる。

サルヴィントン回路の世界で長らく仕えたこれらの年輩教師の多くは、宇宙の母なる精霊に再度抱擁され、この2度目の抱擁からこれらの天使童子とサノビムは、熾天使の身分で登場して来る。

6. モロンチア世界の熾天使 - 変遷の聖職活動者

惑星の補佐から崇高熾天使までの天使の全系列は、モロンチア世界において活動するが、変遷の聖職活動者達は、より独占的にこれらの活動に配属される。これらの天使は、熾天使の侍者の第6系列にあり、その活動は、物質的で必滅の創造物の生身の束の間の生活からモロンチア存在の7大邸宅界の初期段階への通過を容易にすることに捧げられる。

あなたは、魂の受胎にあたり、精霊調整者が、道徳的創造物の心の状態に住んでいるその瞬間に、上昇する人間のモロンチア生活が、棲息界で本当に開始されるということを理解すべきである。そして、人間の魂には、その瞬間からずっと超人間の機能のための、地方宇宙のモロンチア球体のより高い水準における認識のためにさえ、潜在能力がある。

あなたは、しかしながら、大邸宅世界に達するまで変遷熾天使の活動を意識しないであろう。次の7部門での奉仕に配属されている変遷熾天使は、人間の生徒の前進のために大邸宅世界に達するまでたゆまず働く。

1. 熾天使唱道者。あなたは、大邸宅世界で意識化されるとすぐに、体制の記録においては発達する精霊として分類される。いかにも、まだ実際には精霊ではないが、あなたは、もはや必滅の、あるいは物質の存在体ではない。あなたは、前精霊の経歴に乗り出し、モロンチア生活に正式に認められたのである。

大邸宅界において熾天使唱道者は、あなたが賢明にエデンチア、サルヴィントン、ユヴァーサ、ハヴォーナへの任意の針路の中から選ぶよう助けるであろう。望ましい幾つかの針路がある場合、これらはあなたの前に置かれ、あなたは最も気に入るものを選択することが許されるであろう。これらの熾天使は、次にそれぞれの上昇する魂に最も有利な針路に関しジェルーセムの4名と20名の助言者への推薦状を作成する。

将来の針路に関する無制限な選択が、あなたに与えられるのではない。しかし、あなたは、変遷活動者とその上司があなたの将来の精霊到達に最も適していると賢明に判断するその限界内で選ぶことができる。精霊世界は、あなたが選ぶかもしれない針路があなたに不利益ではなく、もしくはあなたの仲間に有害でもないならば、あなたの自由意志の選択を尊重する原則に基づいて治められている。

熾天使のこれらの唱道者は、永遠の前進の、つまり完全性到達勝利の福音の宣言に専心している。唱道者たちは、大邸宅界において善の保護と善の支配のすばらしい法を宣言する。善の行為が失われることは滅多にない。それは、長い間邪魔されるかもしれないが、決して完全に無効にはされないし、その動機の神性に比例し永遠に強力である。

ユランチアにおいてさえ、「すべての恐怖を捨てる神の愛」を宣言するために「悔悟に導く神の善」の説教に忠実である真実と正義の人間の教師に助言をする。まさにそうで、あなたの世界でこれらの真実も宣言されてきた。

神々は、永遠の生命の美しい道と栄光の清新さの中で並んで私を導く。

私は、この神性の同席で、食物を欲したり水を渇望しないであろう。

私は、不安の谷に下り、あるいはまた疑念の世界に昇るとも

私は、孤独の中を歩み、あるいはまた私の種類の仲間といるとも

私は、光の聖歌隊で意気揚揚とし、はたまた球体の孤独な場所で躊躇おうとも、

あなたの良い精霊が私の世話をし、あなたの栄光の天使が私を慰めるでしょう。

私が、暗黒と死自体の深層の中に降りるとも、

私は、あなたを疑いも恐れもしません。

時満ち、あなたの御名の栄光においてそれを知っているので

あなたは、天の狭間の胸壁の上にあなたと座らせようと私を持ち上げるでしょう。

神々は私の世話人である。私は道にはぐれない。

これが夜間に羊飼いの少年にささやかれた物語である。少年は、それを一言半句たがえずに覚えることはできなかったが、記憶の及ぶ限り今日記録されているのとほとんど同じに伝えた。

これらの熾天使は、個々の上昇者はもとより体制全体のための完全性到達に関する福音の唱道者について伝えるものでもある。今でも、サタニアの新体制においては、それらの教えと計画は、大邸宅界がもはや天の球体への足掛かりとしては人間の上昇者に役に立たない未来の時代に関する対策を包含する。

2. 人種の通訳。必滅の存在体の全人種は、一様ではない。いかにも、任意の世界の様々な人種の物理的、精神的、精霊的な性質と傾向を貫く惑星の原型がある。しかし、また、異なる人種の型があり、非常に明確な社会的傾向が、これらの異なる基本的な人間の型の子孫の特性を示す。時間の世界においては、熾天使の人種の通訳は、人種の様々な観点を調和させる人種委員の努力を助成し、これらの同じ違いがいくらか固執する傾向のある大邸宅界で機能を続ける。ユランチアなどの混乱した惑星においては、これらの優秀な存在体には機能する正しい機会はほとんどなかったのだが、彼らは、最初の天の熟練した社会学者であり、賢明な民族助言者である。

あなたは「天」と「天の天」についての記述を考慮すべきである。あなたの予言者の大半が想像した天は、地方体制の大邸宅界の1番目であった。「第三の天にまで引き上げられた」と話したとき、使徒は、自分の調整者が睡眠中に引き離され、この珍しい状態で7大邸宅界の3番目へ投射されたその経験に言及した。あなたの賢人のうちの数人は、より大きい天、「天の天」の幻影を見ており、7重の大邸宅界の経験は、「天の天」のほんの1番目であった。2番目はジェルーセムであり、3番目はエデンチアとその衛星、4番目はサルヴィントンと周辺の教育球体、5番目はユヴァーサ、6番目はハヴォーナ、7番目は楽園であった。

3. 心の立案者。これらの熾天使は、モロンチア存在体の功を奏する組分けと、大邸宅界におけるそれらの共同作業を組織化に専心する。彼らは、第一天国の心理学者である。熾天使活動のこの特定部門の大多数が、時間の子供への守護天使としての以前の経験を持つが、その被後見者達は、何らかの理由で大邸宅界での人格化に失敗したか、あるいは精霊融合手段により生き残った。

大邸宅界を通過中、調整者の魂の性質、経験、および状態を詳しく調べることと、課題と前進のためにそれぞれの組み分けを円滑にすることは、心の立案者の職務である。しかし、これらの心の立案者は、大邸宅界の学生の無知、あるいは他の欠点を画策したり、操ったり、別な方法で悪用したりはしない。それらは、完全に公正で著しく正当である。彼らは、あなたの新生のモロンチアの意志を尊重する。あなたを独立した意志の存在体と見なし、あなたの迅速な発達と前進に働きかけようとする。ここにあなたは、真の友と理解ある助言者、あなたが「他者があなたを見るようにして、自分自身を見ること」そして、「天使があなたを知っているようにして自分自身を知ること」を本当に手伝うことのできる天使と面と向かい合う。

これらの熾天使は、永遠に続く真実を、ユランチアにおいてさえ教える。あなた自身の心があなたによく仕えないならば、あなたは、常にあなたによく仕えるナザレのイエスの心とそれを交換することができる。

4. モロンチアの相談役。これらの聖職活動者は、体制本部のより高度の学校へ移動中の魂である人間の起源の世界からの生残する人間に教え、導き、助言するために割り当てられるので、その名を受ける。それらは、拡散的生活水準の経験上の統一に関する洞察を探究する者達の、価値の意味と統一の一体化を試みる者達の、教師である。これは、人間生活における哲学、モロンチア球体のモタの機能である。

モタは、優れた哲学以上である。哲学にとってのそれは、一つの目にとっての二つの目である。それは、意味と価値に立体的効果を与える。物質の人間は、宇宙を、まるで一眼だけで見るように—平坦に—見る。大邸宅界の学生は、物理的生活の認識にモロンチア生活の認識を重ねることにより、宇宙の見解—深さ—に到達する。大邸宅界の学生は、疲れを知らない主に熾天使の相談役の活動を通してこれらの物質的観点とモロンチア的観点を真の焦点へともたらすことができ、熾天使の相談役は、とても我慢強く大邸宅界の学生やモロンチア前進者に教える。熾天使の最高系列の教育助言者の多くが、時間の人間の新たに解放された魂の助言者として各自の経歴を始めた。

5. 技術者。これらは、新しい上昇者がモロンチア球体の新しく、比較的不慣れな環境に順応できるようになるのを助ける熾天使である。変遷世界の生活は、物理的かつモロンチア段階双方のエネルギーと物質との、またある程度精霊的な現実との真の接触を要する。上昇者は、あらゆる新モロンチア段階に順応しなければならないし、このすべてにおいて、熾天使の技術者により大いに助けられる。これらの熾天使は、モロンチアの力の監督者と物理の主たる制御者との連絡係として行動し、変遷球体において利用されるそれらのエネルギーの本質に関係がある上昇する巡礼者の教官として広範囲にわたり機能する。彼らは、非常時の空間通過者として仕え、他の通常の、それに特別な数多くの義務を遂行する。

6.記録者-教師。これらの熾天使は、精霊的なものと物理的ものの境界の取り引きに関わる記録係、人と天使の関係、宇宙の下方領域のモロンチア取り引きの記録係である。彼らは、また、事実記録の効率的、効果的な方法に関し教官として役目を果たす。関連資料の知的な組み立てと統一には芸術性があり、この芸術性は、天の熟練者との協働で高められ、上昇する人間さえこのようにして記録する熾天使に関係づけられるようになる。

すべての熾天使系列の記録係は、一定の時間をモロンチア前進者の教育と訓練にあてる。時間の事実に関わるこれらの天使の管理者は、事実探求者のすべてにとっての理想的教官である。ジェルーセムを去る前に、あなたはサタニアの歴史とその619の棲息界にかなり馴染み深くなるであろうし、この話の多くが、熾天使の記録係によって知らされるであろう。

これらの天使全員が、時間の事実と永遠の真実の最下級の管理者から最上級の管理者に及ぶ一連の記録係である。いつの日か、彼らは、あなたが事実はもとより真理を求めること、あなたの心はもとよりあなたの魂を拡充することを教えるであろう。今でさえ、あなたは、あなたの心の庭に水をまき、乾いた知識の砂浜を捜し求めることも学ぶべきである。教訓が身につくと、型は無価値である。殻なしではひよこは得られないし、どんな殻もひよこが孵った後には何の価値もない。しかし、時々、誤りは重大であり過ぎ、顕示によるその修正は、その経験的な打倒に不可欠のゆっくり出現する真実にとっては致命的である。子供にそれぞれの理想があるとき、それを除去してはいけない。それを成長させなさい。また、人間として考えることを学ぶ間、あなたは、子供として祈ることを学ぶべきである。

法は、その行為に関する規則ではなく生活そのものである。悪は、生活に関する行為の規則に対する違反ではなく、法の無視である。生活は、法である。虚偽は、話法の問題ではなく、真実の歪曲としての何か計画的なものである。古い事実からの新しい絵の創造、子の人生における親の人生の再声明—これらは真実の芸術的勝利である。歪んだ目的のために予め考えられたわずかの変化、極小のねじれ、または主義の歪曲—これらは虚偽を構成する。しかし、事実化された真実への執着、化石化された真実、いわゆる変わらない真実の鉄帯は、人を盲目的に冷たい事実の閉じられた円に拘束する。人は、事実に従って論理的には正しく、真実においては永遠に誤っている場合がある。

7. 聖職活動する予備軍。変遷熾天使の全系列の中の大軍団は第一大邸宅界にとどめられる。これらの変遷活動者は、目標の守護者の横で、最も近いものを熾天使のすべての系列の人間に引きつけ、またあなたの余暇の瞬間の多くは、それらとともに費やされるであろう。天使は、奉仕に喜びを見い出し、割り当てのない場合は、志願者としてしばしば奉仕する。上昇する多くの人間の魂には、初めて、熾天使予備軍志願の奉仕者との個人的友情を通して奉仕への意志の神の火が起こされた。

あなたは、変遷活動者から重圧を安定性と確実性を発展させることを学ぶであろう。忠実で熱心で、その上に愉快になるように、苦情なしに挑戦を受け入れ、恐怖なしに困難と不明確ことに直面するように。彼らは尋ねる;もし失敗するとして、あなたは、断固として新たに試みて立ち上がるであろうか。成功するとして、あなたは、物質的惰性の足枷を断ち切るための、つまり精霊存在の自由を獲得するための長い闘いにおけるあらゆる努力を通じて、釣り合いの良い落ち着き—安定し精霊的にされた態度—を維持するであろうかと。

人間同様これらの天使は、多くの期待はずれをもたらす父であったり、時々、あなたの最もあっけない期待はずれが、あなたの最大の天恵になったと指摘するであろう。一粒の種子の植え付けは、時として、新しい人生と新しい機会の実を結ぶことができる前にその死を、あなたの最も好きな望みの喪失を必然の結果として伴う。そして、あなたは、まず他の人格に関して少な目の個人的計画を立て、次に自分の義務を忠実に実行したとき自身の巡り合わせを受け入れることにより、悲しみと失望にそれほど苦しまないことをこれらの天使から学ぶであろう。

あなたは、自分を真剣に受け止め過ぎることであなたの負担を増やし、成功の見込みを減少させるということを学ぶであろう。あなたの身分でいる球体の仕事に優先するものは何もない—現世、もしくは来世。非常に重要なのは、次のより高度の球体のための準備作業であるが、何事も、あなたが実際に住んでいる世界の仕事の重要さには匹敵しない。仕事は重要ではあるが、自己はそうではない。あなたが重要であると感じるとき、自我威厳にエネルギーを消耗し、仕事をするためのエネルギーを失う。自己の重要性は、仕事の重要性ではなく、未熟な創造物を消耗させる。消耗させるのは自己要素であって、達成する努力ではない。尊大ぶらなければ、あなたは重要な仕事が果たせる。自分を抜きにするならば、あなたはいとも簡単に幾つかのことができる。多様性は安らかである。単調さは擦り切れ、消耗するものである。日々は一様である—単に生命、または代替は死。

7. モロンチアモタ

モロンチアモタの下級段階は、人間哲学のより高い段階と直接に接合する。第一大邸宅界においては、あまり進んでいない学生に並列方法で教えるのが、習慣である。すなわち、一つの欄にはモタの意味を提示するより簡単な概念が示され、反対の引用欄には人間哲学を提示する類似文が作成されている。

つい先頃、サタニアの第一大邸宅界での課題実行中に、私にはこの指導方法を見学する機会があった。私には、モタの授業内容提示の請合いは許されてはいないが、これらの新しい大邸宅界一時逗留者を補助するために考案された説明に有用の資料としてこのモロンチア教官が、モタの重要性と意味を理解する初期の努力において利用していた人間哲学の28の声明の記録が許されている。人間哲学のこれらの例証は次の通りであった。

1. 専門技能の表示は、精霊的才能の所有を意味しない。利口さは、真の性格の代替ではない。

2. わずかな者達しか、真に信じる信仰に従って行動していない。不合理な恐怖は、進化する人間の魂につけ込んだ知能的不正手段の達人である。

3. 生来の才能は超えられない。0.5リットルの缶に断じて1リットルの量を入れることはできない。機械的に精霊概念を物質的な記憶の型に強いることはできない。

4. わずかな人間しか、常にあえて自然と恩恵の結合された活動によって確立された人格の功績の要約のようには描かない。貧窮の魂の大半は、実に金持ちであるが、彼らは、それを信じようとはしない。

5. 困難は、平凡に挑戦し恐怖を打ち負かすかもしれないが、いと高きものの本物の子供を刺激するばかりである。

6. 悪習を用いず特権を楽しむこと、認可なくして自由を持つこと、力を持ち、しかも自己強化のためにその利用をしっかりと拒否すること—これらは高度の文明の印である。

7. 出口のない事故や予期しない事故は、宇宙においては起こらない。天の存在体は、自己の真実の光に従うことを拒否する下級の存在体を補佐もしない。

8. 努力は、いつも喜びを生むというわけではないが、どんな幸福も知的努力なくしてはない。

9. 行為は、強さをもたらす。節度は、魅力になる。

10. 正義は、真実の調和音をはじき、旋律は、宇宙全体で終局者の認識にさえ振動する。

11. 弱者は、決断を欲しいままにし、強者は行動する。人生は1日の仕事であるに過ぎない—上手にそれをしなさい。行為は、我々のものである。結果は神のもの。

12. 宇宙の最悪の苦悩は一度も苦しめられたことがない。人間は、ただ苦難を経験することにより分別を学ぶのである。

13. 星は、照らしだされ喜びにうきたつ山頂からではなく、経験的深層の孤独な隔離から認識されるのが最も良い。

14. あなたの仲間の真実への欲求を刺激しなさい。求められるときにだけ助言しなさい。

15. 気取りは、賢明に見える無知のばかげた努力、豊かに見える実を結ばない試みである。

16. あなたは、それをしみじみと経験するまで精霊の真実に気づかないし、多くの真実は、逆境を除いては本当には感じられない。

17. 野心は、それが完全に社会化されるまでは危険である。あなたが自分の行為でそれにふさわしくなるまでは、本当にはいかなる美徳も取得してはいない。

18. 焦りは、精霊の毒である。怒りは、スズメバチの巣の中に投げつけられる石に似ている。

19. 不安は、捨てられなければならない。最も堪え難い失望は、決して来ないものである。

20. 詩人だけが通常生活の平凡な散文の中に詩を見分けることができる。

21. いかなる芸術の使命の高度の維持は、、その幻想によるさらに高い宇宙の現実を予示することであり、時間の感情を永遠という考えに具体化させることである。

22. 進化する精霊は、それがすることによってではなく、それがしようと努力することによって神のようにされる。

23. 死は、知的所有物に、または精霊贈与に何も追加はしなかったが、生存の意識を経験的状況に追加した。

24. 永遠の目標は、日々の生活の成就により刻々と決定される。今日の行為は、明日の運命である。

25. 偉大さは、賢明かつ神性のそのような強さの行使にあるような力を持つことにあるのではない。

26. 知識は、共有することでのみ身につく。それは、知恵により保護され、愛により社会化される。

27. 進歩は、人格の開発を求める。凡庸は、標準化における永続化を求める。

28. いかなる提案のための議論じみた弁護も、その含まれる真実に反比例する。

第一大邸宅界の初心者の仕事は、そのようなものであるが、一方後の世界のより上級の生徒は、宇宙洞察とモロンチアモタのより高い水準を習得している。

8. モロンチア前進者

上昇する人間は、大邸宅世界からの卒業時から超宇宙経歴における精霊身分への到達までモロンチア前進者と命名される。この素晴らしい境界生活を経るあなたの道は忘れ難い経験、魅力ある記憶となるであろう。それは、上昇者がそれにより時間の目標を実現する精霊生活への進化の入り口と創造物の完全性の最後の到達—楽園の神の発見—である。

上昇する創造物のためのこの入念に作られた宇宙職業訓練所である、人間前進にむけてのこのすべてのモロンチアとその後の精霊計画における明確で神性の目的がある。それは、壮大な宇宙の運用と行政についての細部を習得するための段階的な機会を時間の創造物に提供する創造者の考案であり、また、長い訓練の針路は、生残する人間を上に登らせ、またあらゆる上昇段階における徐々に、しかも実際の参加により最高に進展する。

人間生存の計画には、実用的かつ有用な目的がある。あなたは、無限の至福と永遠の容易さをただ楽しむために生き残ることができるのではなく、このすべての神の作業と忍耐を必要とする訓練の受領者である。並み外れの奉仕の目標が、現在の宇宙時代の地平線の彼方に隠されている。もし神々が、長い永遠の喜びの一小旅行にあなたをただ単に連れていくために計画するとしたならば、たしかに神々は、宇宙全体を1つの広大かつ複雑な実用的職業訓練所にそれ程までに大きく変えたり、教師として教官として天の創造の相当部分を要求したり、次には、何世代にもわたりこの巨大な宇宙の経験的訓練の学校中をあなた方一人ずつを案内して過ごしたりはしないであろう。人間進行についての計画助長は、現在の組織化された宇宙の主要業務の一つのようであり、また、創造された有識者の無数の系列の中の大多数は、直接的、あるいは間接的にこの進歩的完全性の計画の何らかの段階を進めることに向けられている。

人間から神格抱擁への生活存在の上昇範囲を移動するにあたり、あなたは、現在の宇宙時代の限界内において完成された創造物存在のあらゆる可能な局面と舞台の生活そのものを実際に送る。人間から楽園へと終局者は、いま存在し得るすべてを抱擁し、—やがて、知的で、完成している有限創造物存在に関する生活系列に可能な状態ですべてを取り囲む。もし楽園の終局者の将来の運命が、現在制作中の新しい宇宙での奉仕であるならば、人間の終局者が、上昇訓練の一部としてのそれらの生活が動物から天使へ、天使から精霊へ、精霊から神への長年の進歩の段階の一部としてある世界で送ったものとは完全に異なるであろうこの新しい、将来の創造においては経験的存在体に属する創造系列はないであろうということが保証されている。

[ネバドンの大天使による提示]

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