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論文 15 7超宇宙

論文 15

7超宇宙

宇宙なる父—父として—に関する限り、宇宙は実際には存在しない。宇宙なる父は人格に対応する。宇宙なる父は人格の父である。永遠なる息子と 無限の精霊—創造者たる提携者として—に関する限り、宇宙は、創造者たる息子と創造の精霊の共同統治の下に局所化されており、個別である。楽園の三位 一体に関する限り、ハヴォーナの外側にはただ7個の生息宇宙すなわち後-ハヴォーナ空間の第一段階の回路に対する司法権を保持する7超宇宙がある。主たる 7精霊は、中央の小島から放射状にその影響を広げ、こうして1個の巨大輪の広大な創造を構成する。輪の中心部は楽園の永遠の小島であり、輪の7個の歯止めは 主たる7精霊の放射であり、輪の縁は壮大な宇宙の外部領域である。

超宇宙組織と政府の七重の計画が、宇宙創造具体化の初期に立てられた。後-ハヴォーナの最初の創造は、巨大な7区分にされ、そして超宇宙政府の本部世界が設計され構築された。現在の行政計画は、ほぼ永遠といえるほどにずっと存在してきており、7超宇宙の支配者たちは、正当に日の老いたるものと 呼ばれる。

私は、これらの領域全体において稼動する超宇宙に関する広大な知識のうち、あなたに多くを告げることは望めないものの、稼動が可能である物理的な力かつ精霊的な力の両者のための知的管理の方法がこの領域全体はあり、普遍的な重力臨場は、厳然たる力と完全な調和で機能している。まず超宇宙領域の身体的構造と物質的組織についての考えを得ることが、重要である。なぜならば、あなたは、次に、超宇宙領域の精霊の政府のためと、これらの7超宇宙 のあちこちに散在する無数の生息惑星に暮らす意志を持つ創造物の知的進歩のために用意された驚異的組織の意味の理解に備えることができるのであるか ら。

1. 超宇宙の空間段階

ユランチアおよび宇宙は、どの実用的な点から見ても、あなたの短い年で100万年、あるいは10億年にわたる世代の記録、観測、および記憶の限られた範囲において新空間への1つの長くて未知の突入の冒険を経験している。しかし、ユヴァーサに関する記録により、より古い観測に従い、我々の系列のよ り広範囲の経験と予測に調和し、そしてこれらの、また他の発見に基づく結論から、我々は、宇宙が規則的で、よく理解され、完全に制御された行列に従事 しており、第一の偉大な根源と中枢とその居住宇宙の周りを厳然たる壮大さで揺れ動いているということを知っている。

我々は、7超宇宙が、巨大な楕円、巨大で細長い円を横断するということをずっと以前に発見した。あなたの太陽系と時間の他の世界は、図表と方位磁石 なしで、未知の空間に向こう見ずに突入はしていない。あなたの体系が属する地方宇宙は、中央宇宙を包囲する途方もない揺れの周りの明確で十分に理解されている反時計回りの軌道を進んでいる。この宇宙の通り道は、図によく表されており、あなたの太陽系を構成する惑星の軌道がユランチアの天文学者に知られているのと同程度に、超宇宙の星の観察者に徹底的に知られている。

ユランチアは地方宇宙にあり、そして超宇宙は完全に組織化されてはおらず、また、あなたの地方宇宙は、数多くの部分的に完成された物理的創造に近接してい る。あなたは、比較的最近の宇宙の1つに属している。しかしあなたは、今日図表にない空間に荒々しく突入したり、未知の領域に盲目的に揺れ動いたりはしていな い。あなたは超宇宙の空間段階の規則的で予定された通り道を辿っている。あなたは、今、あなたの惑星体系、またはそれの先行したものがとっくの昔に移動した 全く同じ空間を通過しているのである。そして、いつか遠い将来において、あなたの体系、またはそれに後続するものが、今あなたがとても迅速に突入 している同じ空間を再び移動するであろう。

この時代において、そしてユランチアにおいて方向づけされるように、第一超宇宙は、東の方向にあり、ほとんど真北に、偉大な根源と中枢の楽園住居とハヴォーナの中央宇宙へとほぼ正反対に揺れている。この位置は、西に対応するもので、永遠の小島への時間の球体の最短の物理的接近を表す。超宇宙第二 は、第三が、既に南方への突入に通じる湾曲に入り現在空間の大通路の最北部分を保持する間、北にあり、西向きの揺れの準備をしている。第四は、南方への比較的直線方向、つまり偉大な中枢への反対に今接近しつつある漸進地域にある。第五は、 東方への揺れのほんの直前の南方への直線方向を続ける間、中枢の中の中枢のその反対位置をほぼ離れ、第六は、南の湾曲部の大半を、つまり、そこからあなた の超宇宙がほぼ通り過ぎた部分を占拠する。

ネバドンのあなたの地方宇宙は、つい近ごろ(我々が時間を計算するように)超宇宙の空間段階の南東の湾曲を曲がり、第一超宇宙と第六超宇宙の間で揺れ 続けているオーヴォントン、つまり第7超宇宙に属している。今日、ユランチアが属する太陽系は、南湾曲の周りの揺れを10億年も過ぎているので、あなた は、今ちょうど南東の湾曲を超えて進んでおり、長く、比較的直線方向の北の通路経由で迅速に動いている。数えきれない年月の間、オーヴォントンはこのほぼ 直線の北方方向を進むであろう。

ユランチアは、あなたの地方宇宙の境界域からははるかに外側の体系に属している。あなたの地方宇宙は、現在のところオーヴォントン周辺を横 断している。あなたの地方宇宙を超えてまだ他に体系があるのだが、偉大な根源と中枢に比較的近接して大円の周りで揺れているそれらの物理的体系からは遠く離 れている。

2. 超宇宙の組織

宇宙なる父だけが、空間の生息界の位置と実際の数を知っている。宇宙なる父は、それらすべてを名前と番号で呼 ぶ。いくつかの地方宇宙には他よりも知的生命に適したさらに多くの世界があるので、私は、生息の、あるいは生息可能の惑星の概数しか伝えられない。計画された地方宇宙のすべても組織化されてはこなかった。したがって、私が提示する見積りは、広大な物質的創造の何らかの考えを提供する目的 のためだけである。

壮大な宇宙には7超宇宙があり、それらはおおよそ次のように構成されている。

1. 体系。超政府の基本単位は、居住の、または居住に適したおよそ1,000個の世界から成る。照りつける太陽、寒い世界、灼熱の太陽に近過ぎる惑星、そして、生物居住に適さない他の球体は、この一団には含まれていない。これらの1,000個の世界は、生命維持に適する体系と呼ばれてはいるものの、これらの世界のうち比較的若い体系の小数世界にだけ、生息が生じているかもしれない。各生息惑星は惑星王子に統括され、各地方体系はその本部として建築球体を持ち、体系君主に統治される。

2. 星座。100個の体系(およそ10万の生息惑星)が、星座を作る。各星座は、建築本部球体を持ち、3名のヴォロンダデクの息子、すなわちいと高きものに統括される。また、各星座には、観測に当たる日の忠誠なるもの、楽園の三位一体の大使がいる。

3. 地方宇宙。100個の星座(およそ1,000個の生息に適した惑星)が、地方宇宙を構成する。各地方宇宙は、雄大な建築本部世界を持ちミカエルの系列 の等位の神の創造者たる息子の1名に統治されている。各宇宙は、日々の和合のものの臨場に、すなわち楽園の三位一体の代表者に祝福されている。

4. 小領域。100個の地方宇宙(およそ10億の生息可能な惑星)が、超宇宙政府の小領域を構成する。それには素晴らしい本部世界があり、そこから、その支配者 つまり日の若きものが小領域の業務を担当する。3名の日の若きもの、崇高なる三位一体の人格は、それぞれの小領域の本部にいる。

5. 主要領域。100個の小領域(およそ1,000億の生息可能な世界)が、主要な1領域を作る。それぞれの主要な領域にはみごとな本部が備わっており3名の日の完全なるもの、崇高なる三位一体の人格に統括される。

6. 超宇宙。10個の主要区分(およそ1兆の生息可能な惑星)が、超宇宙を構成する。各超宇宙は、巨大で燦然たる本部世界があり3名の日の老いたるものに統治される。

7. 壮大宇宙。7超宇宙は、おおよそ7兆の生息可能な世界と、建築球体と、ハヴォーナの生息可能な10億の球体から成る組織化された壮大な現在の宇宙を作る。超宇宙は、楽園から主たる7精霊により間接的に、そして反射的に統治され管理されている。ハヴォーナの10億の世界は、日の永遠なるものに直接的に統括される。そのうちの1名は、完全な各球体を統括する崇高なる三位一体の人格。

楽園-ハヴォーナを除く宇宙組織計画は、次の構成単位を前提とする。

超宇宙. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7

主要な領域. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .70

小領域. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7,000

地方宇宙. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 700,000

星座. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .70,000,000

地方体系. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7,000,000,000

居住可能な惑星. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7,000,000,000,000

7超宇宙のそれぞれは、およそ以下の通りに構成される:

1体系が取り囲む数、およそ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1,000個の世界

1星座(100台の体系) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100,000個の世界

1宇宙(100の星座) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .10,000,000個の世界

1小領域(100の宇宙) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1,000,000,000個の世界

1主要領域(100の小領域) ) . . . . . . . . . . . . . . . . 100,000,000,000個の世界

1超宇宙(10の主要な領域) ) . . . . . . . . . . . . . . .1,000,000,000,000個の世界

他の組織が物質的存在から一時的に消え去る一方で新しい体系が絶えず発展しているので、そのような見積りのすべてはせいぜい近似でしかない。

3. オーヴォントンの超宇宙

ユランチアにおいて肉眼で見える星の領域のほとんどすべてが、壮大な宇宙の第7区分、つまりオーヴォントンの超宇宙に属している。広大な銀河系は、あなたの地方宇宙の縁を大きく超えあるオーヴォントンの中心核である。無数の個々の惑星とともに、太陽、空間の暗い島、二重星、球状星団、 星雲、渦巻状の、そして他の星雲のこの巨大集合体は、進化する生息宇宙のおよそ1/7の細長い円形の、時計のような形をなしている。

ユランチアの天文位置から広大な銀河に近い体系の断面図を通して見るとき、あなたは、オーヴォントンの球体が、膨大な細長い平面状で、厚みをはるかに上回る幅と、幅をはるかに上回る長さで移動しているのを観測する。

いわゆる銀河の観測は、天上を一方向に見るとき、オーヴォントンの星の密度の相対的増加を明らかにする。とはいえ、どちらの側においても密度は減少する。星と他の球体の数は、我々の物質の超宇宙の主要な平面から離れたところでは減少する。この領域の最大密度の本体を通過して眺める観測角度が好都合であるとき、あなたは、居住宇宙と万物の中心方向を見ているのである。

オーヴォントンの主要な10区分のうち、8区分がユランチアの天文学者たちにより大まかに確認されてきた。他の2区分は、あなたがこれらの現象を内 側から見ることを強いられているので、見分けが難しい。あなたが空間のはるか遠くの位置からオーヴォントンの超宇宙を見ることができるならば、すぐに第7銀河の主要な10個の領域に気づくであろうに。

あなたの小領域の回転の中心は、遠く射手座の巨大で高密度の恒星雲に位置し、その周りであなたの地方宇宙とその関連する全創造が動いており、射手座の広大な小銀河系の反対側から巨大な星の渦巻きの中に現れる恒星雲の2つの大きな趨勢が観測できる。

あなたの太陽とその関連惑星が属する物理的体系の核は、かつてのアンヅラノウヴァー星雲の中心である。このかつての渦巻星雲は、あなたの太陽系 の誕生に伴う事象、そして隣接する大星雲の近接近により引き起こされる事象に関係する重力分裂によりわずかに歪められる。至近、危機一髪の衝突が、アンヅ ラノウヴァーをいくらか球形の集合体に変えはしたが、太陽の二方向前進とその関連物理集団を完全に破壊はしなかった。中心からほぼ中間の星流よりに位置す るあなたの太陽系は、現在、この歪んだ渦巻きの腕の中の1つのかなり中央の位置を占めている。

射手座の領域とオーヴォントンにある他のすべての領域は、ユヴァーサの周りを回転しており、また次に掲げるような複数の回転運動により生み出される幻影と相対的な歪みが、ユランチアの星観察者の何らかの混乱を生じている。

1. その太陽の周りのユランチアの公転。

2. かつてのアンヅラノウヴァー星雲の核の周りのあなたの太陽系の回路。

3. ネバドンの星雲の回転-重力からなる中心の周りのアンヅラノウヴァーの恒星群とその関連する一団の自転。

4. ネバドンの局部星雲とその小領域の射手座の中心周辺のその関連創造の揺れ。

5. それらの主要な領域周辺の、射手座を含む100小領域の回転。

6. 主要10領域の渦、オーヴォントンのユヴァーサ本部周辺のいわゆる星流。

7. 楽園とハヴォーナ周辺のオーヴォントンと関連する6超宇宙の動き、すなわち超宇宙空間段階の反時計回りの前進。

これらの複数の動きは、いくつかの系列からのものである。あなたの惑星と太陽系の空間軌道は、最初からあり起源において固有である。オーヴォン トンの反時計回りの絶対的動きもまた最初からあり、主たる宇宙の建築計画において固有である。中間の動きは、一部は超宇宙への物質-エネルギーの構成区分に由来しており、一部は楽園根源力の組織者による知的かつ目的ある活動により生み出される複合起源のものである。

地方宇宙は、ハヴォーナに接近するにつれより近づく。回路数はさらに増え、層ごとに増加した重ね合わせがある。しかし、永遠の中心から遠くなればなるほど体系、層、回路、および宇宙は、ますます少なくなるのである。

4. 星雲—宇宙の先祖

創造と宇宙構成は、絶えず無限の創造者とその提携者の支配下にある一方、現象全体は、規定の技法に基づき根源力、エネルギー、物質の重力法則に従い進展する。しかし、空間宇宙の根源力-補填に関連した神秘めいた何かがある。我々は、終局子の段階から先への物質的創造の組織化をかなり理解はしているものの、終局子の宇宙の祖先を完全に理解しているわけではない。我々は、祖である根源力が、いつまでも楽園の正確かつ巨大な輪郭の中に広がる空間全体を揺れ動いているので、この祖の根源力には楽園起源があると確信している。楽園重力へ非反応であるが、明らかに下方楽園の中心の内外で周回している空間のこの根源力-補填、すなわちすべての物質化の祖は、常に下方楽園の臨場に対応している。

楽園根源力の組織者は、空間の潜在力を基本的な力に、そしてこの前物質の可能性を物理的現実の1次と2次エネルギーの発現に変える。このエネルギーが重力-反応段階に達すると、力の監督者とその超宇宙政権の仲間が、その場に現れ、時空の宇宙の様々の力の回路とエネルギー経路を定着させるために設計された果てしない操作を始める。このように物質は空間に現れ、宇宙組織化の開始のための舞台も設定されるのである。

このエネルギー分割は、ネバドンの物理学者による解決が一度もなされたことのない現象である。生ける力の監督者は、空間-エネルギーの扱いにおいて 有能ではあるものの、とても巧みに、また知的に操るエネルギーの起源に関する概念をいささかも持っていないので、楽園根源力の組織者の相対的な近づき難さがそれらにとっての主たる困難さである。

楽園根源力の組織者は星雲創始者である。楽園根源力の組織者は、いったん始動すると瀰漫している根源力が、いずれ出現する宇宙物質の究極子の構成単位のために動員されるまで決して止められたり、または限られることはできないすさまじい根源力の旋風を空間臨場のまわりに起こすことができる。その結 果、渦巻星雲と他の星雲、直接-起源の太陽とそれらの様々な体系の母たる回転輪がもたらされる。外空間には宇宙の主たる発展の局面である異なる10の星雲の型が見られ、これらの広大なエネルギー推進力は、7超宇宙におけるそれらのものが持っていた同じ起源を持っていた。

星雲は、その星と惑星の子孫の大きさにおいて、また結果として起こる数と総合質量において大いに異なる。オーヴォントンの境界のわずかに北にあり、それでも超宇宙空間段階内にある太陽を形成している星雲は、既におよそ4万の太陽に起源を与え、母なる推進力はまだ太陽を払いのけており、その大部分はあなたの太陽の大きさの何倍もある。外空間のより大きい星雲の一部は、1億もの太陽の起源になりつつある。

いくつかの地方宇宙が単一星雲の産物から組織化されはしたが、星雲は、小領域や地方宇宙などの行政単位のいずれにも直接的に関連はしていない。各地方宇宙は、星雲との関係に関わらず正確に超宇宙の総エネルギー補填の1/100,000を抱えている。というのも、エネルギーは星雲により組織化されるのではなく—普遍的に分配されている。

渦巻星雲のすべてが、太陽形成に従事するわけではない。渦巻星雲の一部は、その分離された星雲の多くの子孫の制御を維持しており、また星雲の渦巻の出現は、太陽が密集する星雲の腕から立ち去るが、さまざまの経路で戻ってくるという事実によって引き起こされる。その結果、ある点でそれらを観測することは簡単ではあるが、星雲の腕からはさらに遠く離れている異なる帰還経路に広く点在すると、それらを見る事は難しくなる。生息の超宇宙の外にあるアンドロメダは、非常に活発であるが、太陽-形成の活発な星雲は、現在オーヴォントンには多くはない。このはるかに遠い星雲は肉眼で見えるし、あなたがそれを眺めるとき、見ている光は、およそ100万年前に遠方のそれらの太陽を去ったのだということを改めて考えなさい。

銀河系は、元渦巻星雲と他の星雲のおびただしい数からなり、多くがまだそれぞれの元の形状のままでいる。しかし、内部の大変動と外部の誘引力の結果として、そのような歪みと再配列に耐えてき たこれらの途方もない集合体は、マゼラン星雲のような灼熱の太陽の巨大な発光体として出現させるほどであった。オーヴォントンの外縁近くを占拠しているのは、球形型の星団である。

オーヴォントンの広大な星団は、銀河系の外部の空間地域において観察可能な別々の星雲に匹敵する物体の個々の集合体と見なされるべきである。しかしながら、空間のいわゆる星雲の多くがガス物質だけから成る。このガス状の星雲エネルギーの可能性は、信じられないほどに膨大であり、その可能性の一部分は、近くの太陽に奪われ、太陽放射として空間に再び送り出される。

5. 空間本体の起始点

超宇宙の太陽と惑星に包含されている塊の大半が、星雲の渦から起こる。ほとんどの超宇宙質量は、力の監督者の直接行動により(建築球体の建設の際のように)組織化されるのではない。絶えず変わる物質量は空間において発生するのではあるが。

起源に関していえば、太陽、惑星、および他の球体の大部分は、次の10集団中の1つに類別できる。

1. 同心収縮輪。全ての星雲が渦巻状ではない。途方もない星雲が、二重星系に分かれるか、または渦巻きとして発展する代わりに、複数-輪の形成による凝縮を 起こす。長期にわたり、そのような星雲は、包囲し、輪を生じる物質形成の多数のとてつもない一群に囲まれる巨大な中央の太陽として現れる。

2. 渦巻状の星は、非常に加熱されたガスの非常に大きな渦本体に投げ出されたそれらの太陽を抱きかかえる。それらは輪としてではなく、右巻きと左巻きの列状で投げ出される。渦巻状の星は、渦巻以外の星雲の起源もあるのである。

3. 重力-爆発惑星。太陽が、渦状星雲または棒状星雲から生まれるとき、往々にしてかなりの距離に放り出される。そのような太陽は高度にガス状であり、いくらか冷え凝縮した後に何らかの物質の膨大な質量、巨大な太陽、または空間の暗い島の近くでたまたま揺れるかもしれない。そのような接近は、衝突を引き起こすには十分な近さにはないかもしれないが、大きい物体の重力の引きが、小さい方の潮のひきつけを始め、その結果、激しく揺さぶられた太陽の反対側に同時に起こる一連の潮の大変動を開始する。これらの爆発噴火は、その絶頂において爆発中の太陽の重力-取り戻しの域を超えて映し出されるかもしれない一連の異なる規模の物質集合を発生させ、その結果、この出来事に関わる2体のうちの1体の自身の円周軌道に安定するようになる。後に、物質のより大きい集合体は、結合し徐々に小さい方の塊を引きつける。このようにより小さい体系固体惑星の多くが生み出される。あなた自身の太陽系には、まさしくそのような起源があったのである。

4. 遠心惑星の娘。巨大な太陽は、ある発展段階にあるとき、またその回転の度合いが大きく加速するとき、親に当たる太陽の周りを回り続ける小さい世界のその後の形成のために組み立てられる大量の物質を振り払い始める。

5. 重力-欠乏球体。個々の星の大きさには限界がある。太陽がこの限界に達するとき、それは、回転の度合いが減速しない限り分裂する運命にある。太陽分裂が起こり、この種の新しい二重星が生まれる。多数の小惑星が、この巨大な分裂の副産物として引き続き形成されるかもしれない。

6. 拘縮星。より小さい体系においては、外側の最大の惑星は、時々その隣接世界を引きつけ、一方で太陽に近いそれらの惑星は、自身の末期の突入を始め る。あなたの太陽系で、そのような終わりは、内側の4個の惑星が太陽に捉えられることを意味するであろうし、一方、大惑星、つまり木星は、残る世界を得ることによりさらに拡大されるであろう。太陽系のそのような終わりは、2個の隣接するが不均衡の太陽つまり二重星構成の1つの型の生産をもたらすであろう。そのような大変動は、超宇宙の星の集合体の縁を除いては稀である。

7. 累積球体。小惑星は、空間を循環する広大な量の物質からゆっくりと蓄積するかもしれない。それらは、隕石増大と小規模の衝突により成長する。ある空間領域においては、状況が、そのような型の惑星誕生を有利にする。何と多くの生息界がそのような起源を持っていることか。

密集した暗い島々のいくつかは、空間での変形エネルギー増大の直接的結果である。これらの暗い島の他の一団は、空間を循環する膨大な量の冷たい物質、すなわち単なる断片と隕石の蓄積で生まれた。物質のそのような集合体は、一度も熱かったことはなく、密度を除いては成分の点で非常にユランチアに 似通っている。

8. 燃え尽きた太陽。空間のいくつかの暗い島は、すべての利用可能な空間エネルギーが放出されてしまった燃え尽きた孤立の太陽である。物質の組織化された構成単位は、完全な凝縮、つまり事実上の完全な圧密に接近する。そして、それは、長きにわたり非常に圧縮された物質の巨大密集体が空間の回路で再補充されること、その結果、衝突あるいは新しい命を吹き込む宇宙のなにかの出来事に続く宇宙機能の新周期に備えることを必要とする。

9. 衝突球体。より厚い群がりの領域においては、衝突は珍しくはない。そのような天文の再調整には、凄まじいエネルギー変化と物質変化が伴う。死の太陽をもたらす衝突は、広範囲のエネルギー変動の引き起こしに特に影響力がある。衝突の残骸は、人間の居住地にふさわしい惑星本体のその後の形成のため にしばしば物質の核を構成する。

10. 建築世界。これは、例えばあなたの地方宇宙の本部であるサルヴィントンや我々の超宇宙政府の所在地であるユヴァーサなどの何らかの特別な目的の計画と仕様に従って造られる世界である。

進化中の太陽や、分離中の惑星のための他の多くの方法があるが、前述の手順は星の体系と惑星群の大多数が生み出される方法を示している。星の変化と惑星の進化にかかわるすべての様々な方法についての説明を引き受けるということは、太陽構成と惑星の起源についてのおよそ100の異なる様式の叙述を必要とするであろう。あなたの星の研究者が、天上を走査するとき星の進化の全様式を暗示する現象を観測するが、広大な物質的創造の最重要の生息惑星として役目を果たすそれらの小さい、非発光物質の集塵形成の証拠はめったに発見しないであろう。

6. 空間の球体

空間の様々な球体は、起源に関係なく次の主要部分に類別される。

1. 太陽—空間の星。

2. 空間の暗い島。

3. 空間の小天体—彗星、隕石、および微小惑星体。

4. 惑星、生息世界を含む。

5. 建築球体—注文によりできた世界。

建築球体は例外としてすべての空間本体には、進化の起源がある。神格の命令により生み出されたのではないという意味における進化、神の創造的行為が、創造され、そして結果的に生じた多くの神格の有識者の操作を通して時-空の方法により繰り広げられてきたという意味における進化。

太陽。これらは様々な存在の各段階すべてにある空間の星である。一部は、進化している単独の宇宙体系である。その他は、二重星、すなわち 収縮しているまたは消滅している惑星系である。空間の星は少なくとも1,000の異なる状態と段階に存在する。あなたは熱を伴う光を放つ太陽に馴染みがあ る。しかし、熱をもつことなく光り輝く太陽も存在するのである。

普通の太陽が、何兆年もの間熱と光を配り続けるであろうということを各物質単位の有する膨大なエネルギーの蓄えがよく例証している。目に見えないこれらの物質粒子に蓄えられた実際のエネルギーは、ほとんど想像を絶している。このエネルギーは、燃えるような太陽の内部に広がるすさまじい熱の圧力と関連エネルギーの活動にさらされると、光としてほぼ完全に利用可能になる。さらに他の状況が、これらの太陽が確立された空間回路における太陽の方向に来る空間エネルギーの多くを変えたり、送りだしたりすることを可能にする。物理的エネルギーの多くの局面と物質の多くの型が、太陽のエネルギー発生体に引きつけられ、次にはその発電作用により分散される。このように、エネルギー流通の局所の加速体として、自動の力-制御局として機能して役目を果たす。

オーヴォントンの超宇宙は、10兆以上の燃えるような太陽に照らされ、暖められる。これらの太陽は、観察可能なあなたの天文体系の星である。2兆以 上もが、ユランチアから見るにはあまりにも遠方過ぎるし小さ過ぎるのである。しかし、主たる宇宙には、あなたの世界の海水をコップで量るのと同程度の多くの太陽がある。

空間の暗い島々。これらは、死んだ太陽と光と熱を欠く物質からなる他の大集合体である。暗い島々は、時として巨大な質量であり宇宙均衡とエネルギー操作において強力な影響を及ぼす。これらの大きい塊のうちのいくつかの密度は、信じ難いほどである。そして、この大質量の凝縮は、これらの暗い島々が、隣接する大きい体系を効果的な綱状に保持し強力な転輪として機能することを可能にする。これらの暗い島々は、多くの星座の重力均衡を維持する。さもなければ近くの太陽で速やかに破壊に至るであろう多くの物理的体系が、これらの守りの暗い島々の重力把握にしっかりと保持される。我々が正確にそれらの場所を見つけられるのは、この機能のためである。我々は、発光体の重力牽引力を測定してきたし、従ってその進路において安定している任意の体系を保持するためにとても効果的に機能する空間の暗い島々の正確な大きさと位置について計算することができる。

小空間体。空間において循環し進化する物質の隕石と他の小粒子は、エネルギーと物質素材の巨大な集合体を構成する。

多くの彗星は、徐々に中央の支配的な太陽に押さえられる太陽のコマの確立されていない荒れた子孫である。また、彗星には、他の数多くの起源があ る。彗星の尾は、非常に拡大されたそのガスの電気反応のために、また太陽から発する光と他のエネルギーの実際の圧力のために、引きつける物体または太陽の反対方向を指し示す。この現象は光の現実とその関連エネルギーの確証の1つとなる。それは、光に重さがあるということを明示する。光は単なる仮定のエーテ ル波ではなく、本物の物質である。

惑星。これらは、太陽またはある他の空間体の周りの軌道を進むより大きい物質集合体である。その大きさは、微惑星からガス状、液状、または、固体の巨大な球体まである。浮遊する空間物質の集合により形成された冷たい世界は、近くの太陽とたまたま適切な関係にあるとき知力ある住人を育むのにより理想的な惑星である。死んだ太陽は、原則として、生命に適さわない。死んだ太陽は、生きて燃えているような太陽からは通常あまりにも遠く、あまりにも巨大であり過ぎる。表面の引力は猛烈である。

あなたの超宇宙には、40個の冷えた惑星のうち1個としてあなたの系列の存在体の居住には適していない。もちろん、過熱状態の太陽と極寒の外郭にある 世界は、より高度の生命を育むには不向きである。あなたの太陽系の中では、現在のところ3惑星だけが、生命の育みに適している。ユランチアは、大きさ、密度、および位置などの多くの点で人間の居住には理想的である。

物理-エネルギー反応の法則は、基本的に普遍的であるが、地方からの影響は個々の惑星上と地方体系に広がる物理的条件に大きく関係している。創造物 の生命と現在の他の出現にみるすべてのほぼ無限の多様性は、空間の無数の世界を特徴づける。しかしながら、任意の体系に関連する世界の一集団には、知的な生命の宇宙形態もあり、幾つかの点の類似性もある。同じ物理的回路に属し、また宇宙の円の周りで無限の揺れにあって互いに密接に続くそれらの惑星体系の間には物理的な関係がある。

7. 建築球体

各超宇宙政府は、その空間区分の進化的宇宙の中心の近くで統治するが、別仕立ての世界を占拠しそこには公認の人格が住んでいる。これらの本部世界は、建築球体、すなわち空間にあるそれぞれの特別な目的のために特に構成された球体である。これらの球体は、近くの太陽の光を共有するとともに個々に照らされ加熱されている。それぞれは、球体の表面近くのエネルギー循環による熱の供給を受けるが、楽園の衛星のように熱のない光を発する太陽もある。これらの本部世界は、各超宇宙の天体の中心近くに位置するさらに大きい1体系に属する。

時間は、超宇宙の本部において標準化される。オーヴォントンの超宇宙の標準日は、ユランチア時間のおよそ30日間に等しく、オーヴォントンの1年は100標準日に等しい。ユヴァーサのこの1年は、第7超宇宙における標準であり、ユランチア時間の3,000日に22分不足しており、あなたの年数の約8 1/5年である。

7超宇宙の本部世界は、楽園の本質と威風、すなわち完全性の中枢様式を帯びている。実際には、本部世界すべてが、楽園のようである。それらは、確かに天の住まいであるし、ジェルーセムから中央の小島までの物理的規模、モロンチアの美、および精霊の栄光は増大しているのである。また、これらの本部世界の全衛星が建築球体である。

様々な本部世界には、有形無形の創造のあらゆる局面が与えられている。物質の、モロンチアの、精霊の全種類の存在体が、宇宙のこれらの待ち合わせの世界の家にいる。創造物が、物質的領域から精霊的領域へと通過して宇宙を昇るとき、自身の存在の前段階への敬意とその楽しみを決して失わ ないのである。

ジェルーセム、サタニアのあなたの地方体系の本部は、7個の変遷文化の世界をもち、これらの世界は、モロンチア拘留のための7大邸宅世界、つまり死後の人間の最初の住居がある7個の衛星に包囲されている。天国という用語がユランチアで使用されたとき、それは、時として第1大邸宅世界が第1の天国などと第7まで命名されてこれらの7個の大邸宅世界を意味してきた。

エデンチア、ノーラティアデクのあなたの星座本部には交流文化と訓練のための70個の衛星があり、上昇者は、ジェルーセムの訓練体制での人格の可動化、統一、および具現化の成就にあたりそこに滞在する。

サルヴィントン、ネバドンの首都であるあなたの地方宇宙は、それぞれが49個の球体からなる10個の大学集団に囲まれている。ここにおいて、人は、自分の星座段階における社会化の後に精霊的になるのである。

Uマイナー第3、あなたの小領域の本部エンサは、上昇者の生命のより高度の物理的研究の7個の球体に囲まれている。

Uメイジャー第5、あなたの主要領域の本部スプランドンは、超宇宙の前進する知的訓練の70個の球体に囲まれている。

ユヴァーサ、あなたの超宇宙であるオーヴォントンの本部は、上昇する意志をもつ創造物のための高度な精霊的訓練のより高度の大学にじかに囲まれている。驚異のこれら7個の各球体群は、時間の巡礼者がハヴォーナへの長い飛行準備に向けて再教育され再検討されるための宇宙訓練と精霊文化に従事するための何千もの完備された団体と組織を有する70個の特化された世界を有する。到着しつつある時間の巡礼者は、これらの関連世界にいつも受け入れられるが、出発しつつある卒業生はいつも直接にユヴァーサの岸からハヴォーナへ派遣される。

ユヴァーサは、およそ1兆の居住の、または居住可能な世界のための精霊活動の、そして行政の本部である。オーヴォントン首都の栄光、威風、および完全性は、時間-空間創造の驚きのいずれをも凌ぐ。

もし映し出された全地方宇宙と構成部分が構築されたならば、7超宇宙には5,000億に満たない建築世界があるであろう。

8. エネルギー制御と規則

超宇宙の球体本部は、構成する地方宇宙へのエネルギーの方向づけの中心として機能し、様々な領域のための効果的な力-エネルギーの調整者として機能できるように構築されている。超宇宙の球体本部は、組織化された空間を循環する物理的エネルギーの調整と制御への強力な影響を発揮する。

一層の調節機能が、この明確な目的のために構成される生ける実体、また半生物の知力ある実体である超宇宙の力の中心と物理制御者により実行される。これらの力の中心と制御者は理解が困難である。下級の系列は、意志的ではなく、意向をもたず選択をすることもなく、その機能は、非常に知的ではあるものの高度に専門化された組織においては明らかに自動的であり固有のものである。超宇宙の力の中心と物理制御者は、グラヴィタ領域を包括する30の エネルギー体系の指示と部分的制御を担っている。ユヴァーサの力の中心に管理された物理-エネルギー回路は、超宇宙の包囲終了に9億6,800万年余りを要する。

進化するエネルギーには実体がある。重さは、回転速度、質量、および反重力により、常に相対的であるとはいえ、それには重さがある。物質の質量は、エネルギー速度を遅らせる傾向がある。また随所に呈するエネルギー速度は、通過中の質量に起こる遅延を差し引き、超宇宙の活発なエネルギー制御者の制御的機能と近くの非常に加熱されたか、大いに補填された本体の物理的影響をつけ加えた初期の贈与の速度である。

物質とエネルギー間の均衡維持のための宇宙的計画は、より少ない物質単位の永遠的作成と非作成を必要とする。宇宙の力の監督者には、変化するエネルギーの量を凝縮したり留め置いたり、または拡大したり解放する能力がある。

遅延の影響に十分な持続時間が与えられ、次の2要因がなければ、重力は、結局はすべてのエネルギーを物質に変換するであろう。物質は、第一には、エネルギー制御者の反重力の影響から、第2には、組織化された物質は、非常に熱い星に見つけられるある条件下や凝縮物質の非常に通電された冷たい本体近くの空間のある独特の条件下においては崩壊する傾向の理由で。

質量が凝集され過ぎるようになったり、エネルギーの均衡を損ねる、つまり物理的な力の回路を使い果たす恐れがあるとき、エネルギーを物質化し過ぎる重力自体の助長傾向が、空間の死の巨人の間での衝突の発生に敗れ、その結果、すぐさま重力の累積収集物を完全に消散しない限り、物理的制御者が介入する。物質の巨大な質量は、これらの衝突により突然稀有な型のエネルギーに変換され、普遍的均衡のための戦いが新たに始まる。やがて、より大きい物理的体系は安定化し、物理的に定着するようになり、超宇宙の均衡のとれた確立された回路へと振られる。この出来事の後、そのような確立された体系にはこれ以上の衝突 あるいは他の破壊的激変も起こらないであろう。

過剰エネルギー時代には、電気の発現に伴われた力の撹乱と熱の変動がある。過少エネルギー時代には、物質が集まり、凝縮したり、また、より微妙に釣り合った回路における制御がきかなくなる傾向があり、循環エネルギーとより具体的に安定した物質間の均衡を素早く復活させる結果に起こる潮の、あるいは衝突の調整を伴う。灼熱の太陽と空間の暗い島々のそのようなありうる動きを予測したり、別の方法で理解することは、天の星観察者の任務の1つである。

我々は、宇宙均衡を統治する法の大部分を認識し、宇宙の安定性に関し多くを予測できる。実際に、我々の予測は信頼できるが、我々はいつ でもエネルギー制御と物質反応についての我々の知る法則に完全には従わないある種の力に直面する。すべての物理的現象予測は、我々が宇宙において楽園から外側へと進む につれ、ますます難しくなる。我々が、楽園の支配者の個人的行政境界を越えるとき、近くの天文体系の物理的現象にだけ関係のある観測で確立された基準と得られた経験に基づく計算能力のなさに直面する。7超宇宙の領域においてでさえ、我々は、我々の全領域に瀰漫し、 外空間の領域全体に統一され均衡して広がる根源力とエネルギー反応の真っただ中に住んでいる。

我々が、遠くに行けば行くほど間違いなく絶対者と経験的神格の計り知れない臨場-挙行の特徴である変動的かつ予測し難い現象により確実に遭遇する。これらの現象は、万物の多少の普遍の総括的管理を暗示しているはずである。

オーヴォントンの超宇宙は、どうやら今ねじが止まりつつあるらしい。外宇宙は他に例を見ない今後の活動のためにねじを巻いているかのようである。中央のハヴォーナ宇宙は永遠に安定している。重力と、熱(冷たさ)の不在が、物質を組織しまとめている。熱と反重力は、物質を混乱させエネルギーを散らす。生きている力の監督者と力の組織者は、宇宙の作成、非作成、再作成である無限の変貌への特別な制御と知的な指示の秘密である。星雲は分散し、太陽は焼き尽くされ、体系は消え失せ、惑星は滅ぶかもしれないが、宇宙は衰弱しない。

9. 超宇宙の回路

楽園の普遍的回路は、実際に7超宇宙の領域全体に行き渡る。これらの臨場回路は次の通りである。宇宙なる父の人格重力、永遠なる息子の精霊的重力、連合活動者の心の重力、および永遠の小島の物質的重力。

楽園の普遍的回路に加え、また絶対者と経験的神格の臨場-実行に加え、超宇宙空間段階内においてはただ2つのエネルギー-回路区分、あるいは力の分離だけが機能する。超宇宙回路と地方宇宙回路。

超宇宙回路:

1. 楽園の主たる7精霊のうちの1つの統一的知性回路。そのような宇宙-心の回路は、単一の超宇宙に制限される。

2. 各超宇宙における7反射精霊の反射的-貢献回路。

3. 神秘訓戒者の秘密の回路、ディヴィニントン経由にて楽園の宇宙なる父に何らかの形で相互に関連して。

4. 自身の楽園なる息子との永遠なる息子の親交回路。

5. 無限の精霊の瞬間的臨場。

6. 楽園の放送、ハヴォーナの空間報告。

7. 力の中心と物理制御者のエネルギー回路。

地方宇宙回路:

1. 楽園の息子の贈与の精霊、贈与世界の慰安者。真実の精霊、ユランチアのミカエルの精霊。

2. 神性活動者の回路、地方宇宙の母なる精霊、あなたの世界の聖霊。

3. 地方宇宙の諜報-奉仕活動の回路、心-精霊の補佐のさまざまに機能している臨場を含む。

その個々の結合された回路が超宇宙のものとは区別がつかなくなるほどに地方宇宙におけるそのような精霊的調和が発展すると、すなわち、そのような機能の独自性と奉仕活動の一体性が確かに行き渡ると、地方宇宙は、すぐに超創造の完成統合の精霊的同盟者への仲間入りの資格が出来、すぐに光と生命の定着回路に向かって方向を変えるのである。日の老いたるものの協議会入会のための必要条件、超宇宙同盟者の構成員資格は次の通りである。

1. 物理的安定性。地方宇宙の星と惑星は平衡状態でなければならない。周辺の星の変成期間は終了しなければならない。宇宙は明確な進路上を進んでいなければならない。その軌道は安全に、最終的に定まらなければならない。

2. 精霊的忠誠心。そのような地方宇宙の問題を統括する神の君主たる息子への普遍的な認識と忠誠がなければならない。地方宇宙全体の個々の惑星、体系、星座との円満な協力態勢が生まれなければならない。

あなたの地方宇宙は、超宇宙の定着した物理的系列に属していると見なされてさえおらず、ましてや、超政府の認識された精霊的な家族の構成員資格を保持しているとは見なされてはいない。ネバドンにはいまだユヴァーサに代表がおらず、私が直接ユヴァーサからユランチアに来たように、超宇宙政府の我々は、時として緊急に特別任務でその世界に派遣される。我々は、難しい問題解決においてあなたの監督者と支配者にすべての可能な力を貸す。我々は、あなたの宇宙 が超宇宙家族の関連創造への完全な承認を得られることを願ってやまない。

10. 超宇宙の支配

超宇宙の本部は、時空の領域の高度の精霊的政府の中枢である。三位一体の協議会に起源をもつ超政府の行政府は、楽園権威の座に就き、無限の精霊の7 個の特別な世界、つまり楽園の一番はずれの衛星に配置されている7最高幹部を通して超宇宙を管理する最高監督の任にある主たる7精霊のうちの1名の直接的指揮を受ける。

超宇宙本部は、反射精霊と反射像の補佐の居所である。これらの驚異の存在体は、この中途の位置から途方もない各反射操作を行い、上の中央宇宙と下の地方宇宙への活動奉仕をする。

各超宇宙は、3名の日の老いたるもの、つまり超政府の共同最高幹部に統治される。その行政府における超宇宙政府の職員は、異なる7集団から成る。

1. 日の老いたるもの

2. 英知の遂行者

3. 神性顧問

4. 宇宙検閲官

5. 強力な使者

6. 権威の高いものたち

7. 名前と番号を持たないものたち

3名の日の老いたるものは、30億の神性顧問が関連する10億の英知の遂行者を有する部隊の直接的補佐をうける。宇宙の10億の検閲官は、各超宇宙行政に所属している。これらの3集団は、等位の三位一体の人格であり、楽園の三位一体に直接に神々しい起源がある。

残る3系列は、つまり強力な使者、権威高きものたち、名前と番号を持たないものたちは、栄光の上昇する人間である。これらの系列の1番目は、上昇訓練を 経て上って来てグランドファンダの時代にハヴォーナを通過した。楽園到達後、それらは、終局者部隊に召集され、楽園三位一体に迎え入れられ、次に、日の老いたるものの崇高な勤労に割り当てられた。これらの3系列は、二重の起源であるが、 今は三位一体の勤労に従事している1階級として、つまり功績の三位一体化の息子として知られている。超宇宙政府の行政機関は、進化世界からの栄光を浴し、完全にされた子らを含むようにこのように拡大されたのである。

超宇宙の等位の協議会は、先に名づけられた7行政集団と次のような領域支配者と局所監督者からなる:

1. 日の完全なるもの—超宇宙の主要領域の支配者

2. 日の若きもの—超宇宙の小領域の指揮官

3. 日の和合なるもの—地方宇宙の支配者への楽園助言者

4. 日の誠実なるもの—星座政府のいと高きものの支配者への楽園顧問

5. 超宇宙本部でたまたま勤務中であるかもしれない三位一体の教師たる息子

6. 超宇宙本部にたまたまいるかもしれない日の永遠なるもの

7. 反射像の7補佐— 7反射精霊の広報担当官と7反射精霊を通しての楽園の主たる7精霊の代表

反射像の補佐は、超宇宙政府で有力であるが、個々の能力においては現在のところ完全に活発ではない存在体の多集団の代表としても機能する。この集団は次の通りである。崇高なるものの超宇宙人格の進展的顕現、崇高なるものの無条件の監督者、究極者の条件付きの代理、威儀仙の連絡係である無名の反射するもの、および永遠なる息子の超人格精霊の代表。

必ず非創造物の全集団の代表を超宇宙の本部世界に見つけることはほぼ可能である。超宇宙の所定の奉仕活動は、強力な第二熾天使と無限の精霊の広大な家族の他の構成員により果たされる。普遍的生活のあらゆる球体の知力あるものは、超宇宙の行政、制御、奉仕活動、執行判断の驚異のそれぞれの中心の仕事において効果的勤労、賢明な行政、愛の奉仕活動、および正しい判断に結びついている。

超宇宙はいかなる種類の大使の代理も留め置かない。それらは完全に互いから孤立している。それらは主たる7精霊により維持される楽園の広報機関を通じてしか互いの事情を知らない。宇宙の創造の他の区域で何が生じているかに関わらず、それらの支配者は自身の超宇宙の福利のために神性の英知の協議組織で働いている。超宇宙のこの孤立は、それらの協調が進化している経験的崇高なるものの人格-主権のより完全な事実化により達成されるそのような時まで持続するであろう。

11. 審議会

完全性の独裁政治の代表と進化の民主主義の代表が面と向かい会うのはユヴァーサのような世界においてである。超政府の行政部門は完全性の領域で始まる。立法部門は進化的宇宙の開花を端緒としている。

超宇宙の審議会は、本部世界に限られている。この立法上の、または、顧問の機関は、7議会から成り、超宇宙協議会に認められたどの地方宇宙も1名の出身代表者を各7議会に選出する。これらの代表は、ハヴォーナへの輸送を許されたユヴァーサに滞在中のオーヴォントン上昇の巡礼者の卒業生の中からそのような地方宇宙の高等協議会により選ばれる。勤労平均期間は、超宇宙標準時のおよそ100年である。

私は、いまだかつてオーヴォントン幹部とユヴァーサ審議会との意見の相違を知らない。超政府の行政部門が、実行することさえためらった提案を通過した審議会というものは、我々の超宇宙の歴史においてこれまでのところまだない。最も完全な調和と労働協定がいつも行き渡ってきた。このすべてが、進化の存在体は、完全な起源の人格と神性とを調和する資格を与える完成された知恵の高さに本当に達することができるという事実を証明する。超宇宙本部における審議会の臨場は、宇宙なる父と永遠なる息子に関する広大な進化の概念全体からの知恵を明らかにし、また究極の勝利を予示する。

12. 最高裁判所

我々がユヴァーサ政府の行政と審議会と言えば、あなたは、ユランチアの民間政府のある種の型との類推から我々が3番目の、または司法機関を持たなければならないと推論するかもしれないし、我々はそうする。しかし、それには別個の要員はいない。我々の法廷は以下のように構成される。状況の性質と重大さに応じて、日の老いたるもの、英知の遂行者、または神性顧問が議長を務める。個人、惑星、体系、星座、または宇宙にとっての証拠、または反証は、検閲官により提示され解釈される。時間と進化の惑星の子供の防衛は、強力な使者、地方宇宙と体系への超宇宙政府の公式監視員により提供される。より高度の政府の態度は権威高きものたちにより描写されている。また通常、評決は、審議 会から選ばれた理解ある人格集団と名前と番号を持たないものたちとの同数で成る規模の異なる委員会によりまとめられる。

日の老いたるものの法廷は、全構成宇宙の精霊的な裁決のための高等再審裁判所である。地方宇宙の君主たる息子は、自身の領域において最高である。地方宇宙の君主たる息子は、意志の創造物の消滅にかかわる事柄を除き、日の老いたるものによる協議または裁決のために自発的に案件を提出する限り超政府に従属する。裁きの命令は、地方宇宙に源を発するが、意志の創造物の消滅に絡む判決は、つねに超宇宙本部においてまとめられ、そこから執行される。地方宇宙の息子は人間の生存を命じることができるが、ただ日の老いたるものだけが永遠の生と死の問題に執行裁決を下すことができる。

日の老いたるもの、またはその准共同者が、裁判、つまり証拠提出を必要としない全てにおいて判決を言い渡し、また、これらの判決はいつも満場一致である。我々は、ここで完全性の協議組織を論じている。これらの最高の、最上級の裁決機関の判決には意見の相違も少数派意見もない。

超政府は、まれにある種の例外はあるものの各領域の万事万物を管轄する。日の老いたるものの意見と関与する超宇宙の将来の目的を統括する楽園からの主たる精霊の意見の一致を示すので、超宇宙当局の裁定と決定は上告できない。

13. 領域の政府

主要領域は、超宇宙のおよそ1∕10を構成し、100の小領域と1万の地方宇宙、およそ1,000億の居住に適した世界から成る。これらの主要領域は、3名の日の完全なるもの、崇高なる三位一体の人格に統治されている。

日の完全なるものの法廷は、領域での精霊的な判断を下さないことを除いては、日の老いたるもののそれのように構成されているのである。これらの主要領域の政府の仕事は、主として広範囲の創造の知力の状態と関係がある。主要領域は、日の老いたるものの法廷に報告に向けてすぐさま領域の精霊的行政に、あ るいは楽園支配者の人間-上昇計画の完遂に関係しない型通りの行政上の性質に重要な超宇宙の問題すべてを留めおき、免じ、表にする。主要な領域の政府職員は、超宇宙のそれとは異ならない。

ユヴァーサの壮大な衛星がハヴォーナへのあなたの最終的な精霊的準備に取り組むように、Uメイジャー第5の70個の衛星も、超宇宙におけるあなたの知力の訓練と発達に全力を尽くすのである。弛みなく働く賢明 な存在体が、時間の必滅者を全オーヴォントンから永遠の経歴へと一層の進歩にむけて準備させるために集められる。上昇する人間のこの訓練の大部分が70個の研究世界で行われる。

小領域の政府は3名の日の若きものにより統括される。その行政は、主に構成する地方宇宙行政の物理的制御、統一、安定化、および日常的調整に関係がある。各小領域は、100の地方宇宙、1万の星座、100万の体系、またはおよそ10億個におよぶ居住に適した世界を有する。

小領域の本部世界は、熟練した物理制御者の壮大な集合場所である。これらの本部世界は、超宇宙の入り口にあたる最初の学校を構成し、宇宙の中の宇宙に関係する物理と管理に関する知識のための訓練の中心である7個の教育球体に囲まれている。

小領域政府の行政者は、主要領域支配者の直接的支配権下にある。日の若きものは、三位一体の観察者、そして助言者として地方宇宙の本部球体に配置される日の和合なるものから、また星座の本部において同様にいと高きものの協議会に所属する日の誠実なるものから超宇宙に上がってくるすべての観測報告を受け取るし、すべての推薦を調整する。そのような報告すべてが、主要領域の日の完全なるものに伝えられ、続いて日の老いたるものの法廷に回される。こうして三位一体政権は、地方宇宙の星座から超宇宙本部に広がってある。地方体系本部には三位一体の代表はいない。

14. 7超宇宙の目的

7超宇宙の発展において繰り広げられつつある主要目的が、7件ある。超宇宙発展における各主要目的は、7超宇宙のそれぞれに唯一最大限に現れるであろうし、各超宇宙には特別な機能と独自の本質がある。

あなたの地方宇宙が属するオーヴォントン、つまり第7超宇宙は、主には領域の人間にへの慈悲深い奉仕活動からの著しく、しかも惜しみない贈与により知られている。正義は、慈悲により和らげられるとき行き渡り、力は、忍耐により条件づけられるとき支配する様式で知られており、一方時間の犠牲は、永遠の安定化を惜しげなく保証される。オーヴォントンは愛と慈悲の宇宙の実証である。

しかしながら、オーヴォントンにおいて展開している進化の目的の本質についての我々の概念の説明はとても難しいものであるが、我々は、この超創造に関し宇宙発展の特異な6個の目的が、6個の関連した超創造に表されるように全体の意味に相関的にここにあると感じると言うことを提唱できるかもしれない。そして、我々は、この理由から、崇高なる神の進化され完成された人格化が、全能主権の全経験に基づく威厳において完成された7超宇宙を遠い将来にユヴァーサから統治すると時々推測してきた。

オーヴォントンは本質的に特異であり、目標においては個別であるように、6個の関連する各超宇宙も同様である。しかしながら、オーヴォントンで起きている多くは、あなたには明らかにされないし、オーヴォントンの生命のこれらの非啓示の特徴の多くは、他のいくつかの超宇宙において大部分が完全に現れるはずである。超宇宙発展の7個の目標が、全7超宇宙で達成されようとしているが、超創造のそれぞれは、これらの目標の中の唯一つに最もよく現れるであろう。これらの超宇宙目標に関しさらに理解するためには、あなたが理解していない多くが明らかにされなければならないであろうし、その場合でも、あなたは、少ししか理解しないであろう。この報告全体は、あなたの世界と地方体系の一部分である膨大な創造の一瞥の提示にすぎない。

あなたの世界はユランチアと呼ばれ、それはサタニアの惑星群、または体系の606番である。この体系には、現在のところ、619の生息世界があり、200以上の追加惑星は、いつか将来に生息世界になることに向けて発展している。

サタニアにはジェルーセムと呼ばれる本部世界があり、それはノーラティアデクの星座体系24番である。あなたの星座であるノーラティアデクは、100の地方体系から成り、エデンチアと呼ばれる本部世界を持っている。ノーラティアデクは、ネバドンの宇宙の中の70番である。ネバドンの地方宇宙は、100の星座から成り、サルヴィントンとして知られる首都を持つ。ネバドンの宇宙は、小領域エンサの84番である。

エンサの小領域は100の地方宇宙から成り、Uマイナー第3と呼ばれる首都を持つ。この小領域はスプランドンの主要領域の3番である。スプランドンは100の小領域から成り、Uメイジャー第5と呼ばれる本部世界を持つ。それはオーヴォントンの超宇宙の5番目の主要領域、すなわち壮大な宇宙区分7番目である。あなたは、このようにして宇宙の中の宇宙の組織と行政の計画において自分の惑星の場所を定めることができる。

壮大な宇宙のあなたの世界であるユランチアの番号は、5兆3,424億8,233万7,666番である。それはユヴァーサと楽園の登録番号であり、生息一覧のあなたの番号である。私は物理-球体の登録番号を知っているが、それは、それほどまでに並はずれた大きさであるので人間の心に実用的な意味を持ちはしない。

あなたの惑星は、途方もない宇宙の一部分である。あなたは、ほとんど無限大の家族に属しているが、あなたの球体は、まるで全存在のなかの唯一の生息界と同程度に的確に治められ同程度に愛情を込めて育てられているのである。

[ユヴァーサ出身の宇宙検閲官による提示]